空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

カシミールは麻薬汚染が深刻のよう

2023-06-06 14:59:26 | Newsメモ
 まあ私などはこうしてニュースを聞きかじる程度で、詳しいことは全く知らないのですが。

BBC Kashmir battles alarming drug addiction crisis 5 Jun 2023

 スリナガルに一か所だけのリハビリセンターに処置・薬品を求める人が並ぶ、という書き出し。

On a rainy morning in May, dozens of young men queued outside a drug rehabilitation centre in Srinagar city in Indian-administered Kashmir.

Many of them were teens accompanied by their parents, waiting for their turn to receive medicines from the Institute of Mental Health and Neurosciences (IMHANS), the only government-run drug rehabilitation centre in Kashmir. The medicines help reduce their withdrawal symptoms and prevent the transmission of infectious diseases.

"Did you take heroin again?" a doctor asks a young man after examining the size of his pupils.

"Yes, I couldn't control myself," he replies.


 雑な取り扱いのせいで、まあ色々と病気が蔓延しているだろうことも予測の範囲内ではある。それを抑えるための薬品も必要。医療費はバカ騰がりということになる。そりゃまあ生産性は低くなるわね…。

In March, a federal minister told parliament that nearly a million people in Jammu and Kashmir - around 8% of the region's population - use drugs of some kind, including cannabis, opioids or sedatives.

 人口の8%が何らかの薬物使用者―というのは、もう…どうしようもないですね、という…。
 …まあそれで済ませるなら国なんぞいらん、という話でもありますが。しかしそもそも隣国との係争地ではあり、情勢不穏が人民の心理を動揺させ、そりゃあそれだけでも薬物乱用はすすむわね…。

 どうも現場のお医者さんの感覚では、10年前は患者は10~15ケース程度だったのが、何やら最近は一日150~200ケースだとか。それ本当の話ならもう外来は薬物乱用者だけで埋まってますわね。

"Until a decade ago, we used to see 10-15 cases of drug addiction per day at our hospital. Now we see 150-200 cases a day. This is alarming," says Dr Yasir Rather, a psychiatrist and professor at IMHANS.

 本邦では、まだまだ麻薬汚染は低レベルで、ンなもんやってる奴はオカシイと周囲から排除するくらいかと思う。しかし世界的には先進国でもかなーり怪しく…無事で済んでいた中層諸国だって、ここ最近の保健衛生・経済の動向から動揺しはじめているかもしれず…。

 …本邦をふくむ数か国が世界最後のお花畑国家として移民先に選ばれる未来さえあり得るかもなあ、とちょっと。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 豚を育てて空を飛ぼう!  | トップ | 交通費削減のため、公務員の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事