空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みていた記事メモ(2014-07-09)

2014-07-09 22:10:48 | Weblog
 ちょこちょこメモ書きをしているのだが、あまりそのまま蓄積すると検索とか面倒なのでここらで多少書き込んでおく:

毎日新聞 発信箱:違う意見の人と出会おう=小国綾子(夕刊編集部) 2014年07月08日 00時39分(最終更新 07月08日 00時39分)

「…両方の立場にいる者が互いに、異なる考えの相手と出会う努力をし、論破や啓発ではなく、まず対話する地平をひらけないものか。今切実に思う」というところは尤もなことであるので、メモ。
 よいことは言ってはいる。この記事の前提になっている、事前のインタビュー記事とかの質はともかく。


日刊スポーツ 京都市で発見、室町の銅銭ぎっしり4万枚 2014年7月8日23時30分

「…持ち主は不明だが、文献によると出土場所には当時、河原で染色などをしていた職能集団の屋敷があった。目的は、貯金や隠匿、地鎮などの可能性があるという

「…つぼは備前焼で高さ66センチ、幅53センチ。銭は唐の「開元通宝」や宋銭、明の「永楽通宝」など計約50種類。日本で模造された銭が多かった。いずれも15世紀ごろの日本で流通していたとみられる。銭は、97枚をひもで通した「さし銭」という状態だった。当時はこれを100文(枚)として扱っていたという

 なぜか日刊スポーツの記事がわかりやすく充実している。
 時事は必要最低限の情報を伝える方向のようで、比較すると不親切のように見える。

時事 室町時代の古銭4万枚発見=当時の人々が備蓄か-京都 2014/07/08-19:52

 事実関係を伝える記事。
 日刊スポーツは、記者さんが勉強した成果(またはご本人の教養)を付け加えてユーザーフレンドリーにした感じ?


読売新聞 AO入試合格者、6人に1人が退学…読売調査 2014年07月09日 10時02分

「…主に学ぶ意欲をみるAO(アドミッション・オフィス)入試で合格した学生のうち、6人に1人にあたる15・5%が退学していたことが、読売新聞の「大学の実力 教育力向上の取り組み」調査でわかった。入試方法別で最も高い退学率で、一般入試の5・9%が最も低かった。入試方法別の退学率が明らかになったのは初めて

 AO入試見直し必須といったところか。


読売新聞 天然ガス、南シナ海避け豪方面から輸入倍増方針 2014年07月05日 22時45分

「…政府は今後5年以内に、豪州とパプアニューギニアから太平洋経由で輸入する天然ガスの倍増を目指す方針を固めた。安倍首相が6日から外遊して両国の首相とそれぞれ会談し、天然ガス開発を支援する考えを表明する。日本の輸入量の6割が通過する南シナ海で、中国とベトナム、フィリピンによる領有権争いが続いていることを踏まえ、供給ルートを多角化する狙いがある

 豪州からの輸入パーセンテージは、2013年度段階ですでに20%に達している。これを、パプアニューギニアを含めてとはいえ、5年で倍増というのは相当大胆な方針というべきか。
 2013年度段階で、マレーシアが17%ほど、ロシアからは10%にわずかに満たないレベル。
 …いろんなアレコレ、太平洋側にシフトするのかなーという印象を強める、その一例か。


産経 STAP余波で激震!理研リーダー、世界初iPS臨床研究の中止を検討 ツイッターで示唆 2014.7.2 11:27

ツイッターで高橋氏は、一連の問題で理研の信頼が揺らぐ中、外部から臨床研究を中止してはどうかという意見を複数聞くようになったことや、患者も臨床研究の現場も落ち着ける環境ではないことなどを理由とし、自身のプロジェクトについて「このような状況でする臨床研究ではないと思います。万全を期すべき臨床のリスク管理として、このような危険な状況では責任が持てないのです」と記した

 そんなわけでSTAPのはかない夢を追い続ける人々によって,わりと進展している,というか最先端の研究プロジェクトの一件が撤退のやむなきにいたりそうな。

 …最悪でも、どこかで再開できるとは信じますけどねえ。

 批判のしようはある。twitterでこんな重要な示唆をするのはどうか,とか。
 まあ,「場外乱闘」の手法だなと。
 ところが「場外乱闘」で人目をひいてアレやコレやをやっちゃったひとたちを相手にするのに,同じ手法で逆撃をくらわすのはアリかなとも思う。


毎日新聞 STAP細胞:「あったらいいなの夢があった」若山教授 2014年06月16日 21時26分(最終更新 06月17日 04時40分)

 ややファンタジーな記事タイトルをつけているが、たまにはいいだろうという気が。それこそ科学論文でなし、ショッキングな事件の渦中のひとの肉声を伝えるのは事件の中核を伝えるのに効果があろうし、商業的にも一般へのアピール効果が高いだろうし。

「…自分自身も理解できないような難しい内容になり、再現実験も成功できなかった。このため、昨年8月に責任著者から外してほしいと笹井氏に伝えた」と話した。笹井氏が引き留め、自身も「少し魅力を感じて」残ることになったという

 このふとした気の迷いこそ、あるいはno returnな地点であったかもしれず…とふと読者に思わせ、翻って”夢があった、とはなかなか詩的な表現だなぁ。まあいいんじゃないかな”というのも、もしやその類似の地点ではあるまいか、と反省させることがあろう。
 新聞記事として相当優秀だなと思う。

「…小保方氏を「チャールズ・バカンティ米ハーバード大教授の右腕という触れ込み」で紹介されたことなどから、「ノートを見せなさいとは言えなかった」と釈明した

「権威」の機能。というか30前の若いのが一級どころのひとの片腕というのはまずありえまい。
 この場合、まれにいる本物か(一流の人の右腕が務まる、ないし微妙な人を持ち上げちゃえるレベルの超有能若手であるか)、「一流さん」のところのスカを売り込む口上か、もしくは「本当に右腕なんだが、当の人がスカなので右腕も同様にスカ」かという、だいたい四つの可能性が考えられるだろうか。

「…「200回やるなら、マウスが1000匹くらい必要だが、僕の研究室で提供できる数ではなかった。小保方さんはマウスに詳しくなかったので、そういう発言をしたのだと思う」と言葉を選びながら分析した

 アレコレの様相、要素をみるにつけ、”シェーン事件の二番煎じ”の一言で纏めてしまえる感。




 殆ど怪文書状態。



 ミャンマーの街角でも「Hokkaido Milk」なんてアイスクリームがあったりして、ほんまかいな、と。



 ではまあ、仕事をしようか。

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