厳しいのですよ，ええ。

「ニッセイ基礎研究所の石川達哉・主任研究員は「大卒男子の年収カーブがフラット化している。ごく普通の正社員では先の期待感が薄れている。本来，世帯には所得増減のリスクを分散する役割もあったが，それが当てはまらなくなりつつある」と言う」（「特集／「家族崩壊」」『週刊東洋経済』，2008.10.25, p.44）

　…そんなわけで，今の学生さんには，将来の成長のための種を今のうちに仕込んでおいて欲しいところ。でないと，”乗り損なう”。

「興味深いデータがある。読売新聞社が06年に大手企業100社の人事担当者に実施したアンケートによれば，40歳時点で課長級以上に昇格している総合職は約26%。ちなみに6割の企業は，「それ以降の年齢での幹部昇格はありえない」と回答している。今や過半数の大卒総合職は，生涯を平社員で終える時代だといえる」（城繁幸「だから若者は幸せになれない」第7回『週刊東洋経済』，2008.1.26, p.95）

　…そんなわけで，私としては**歳段階で***として，まあそこそこ。それから*年後に40歳として，その時点までの（もう一段の）昇格は微妙な線。ていうか，そこまで頑張るとしたら，ものすごい量の学内業務が降ってくることは確実。

　まあ。私はまあ。いいんだ。しばらくは，私を切るほどの時代にはなるまいし，その「しばらく」の時間でそこそこほそぼそ食えるだけの金は稼げるだろう。

　…それ以外の人々がねえ…。…先輩で，まだ職がつかない人もあるし。同輩でもそんな感じの向きが割とあるし。後輩も…ねえ…。

　うちの研究室の伝統的にというか，私にも政治力はないからねー…。