空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

私的に「まともなひと」の代表を主張するひとびと

2018-03-03 14:09:05 | Weblog
「非人格者たるお前を”叱って”やってる人格者たるオレを、お前たちは人格者として取り扱え。それができないうちは、オレはお前を”叱る”当然の権利をもつし、行使する」というわけらしく:

民団新聞 新大久保で「お散歩」鎮圧…「レイシストをしばき隊」発足5周年記念トークイベント (2018.2.28 民団新聞)

「レイシストをしばき隊」の発足5周年を記念するトークイベントが18日、東京・渋谷のギャラリー銀河系で開かれた

 …2014年9月30日に解散したとも聞くのだが(日本語Wikipedia「対レイシスト行動集団」)、実質的に存続しているという見解なのか、総本家の誕生を延々記念し続けているものか。

しばき隊は当初、徹底的な非暴力によるカウンター路線を貫いた。「静かにやろう」「大声は出さない」。野間さんはメンバーが初めて顔合わせした13年2月9日、会議でそう確認したはずだった。しかし、現場に出てみて「間違いだったと思った」。翌月には猛烈な「帰れ」コールに変わった

 …過激化への道が早すぎませんかね。

メンバーからは「在特会会長(当時)の桜井誠をつかまえよう」とのアイデアが出た。在特会がデモの解散地とした東神奈川駅前で待ち伏せし、「説教」したことも

 …私的な「暴力」行使を堂々と言い放つのは、まずくないですかね…。

野間さんは「自分たちはまともな社会の代表として叱っている」と振り返った

 つまり私的に人民の代表を主張するわけですな。まあこの手のひとはその辺にたくさん生息していますが、私的な権力行使で私的な欲望を充足するのを公的な名目で糊塗し偽装するのは、まあ大変前例のあることと思われ、歴史の勉強をするといいかも。

神原弁護士は「しばき隊のメンバーが逮捕されないようにするのが自分の仕事だった」という

 目的と手段との混同がありはしないかと。

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