「実はキリスト教徒こそが、宗教的理由による迫害の犠牲になってるんじゃないかなあ？」

　この間のスリランカでの事件を想起してみても、Islamic State治下を想像してみても、「あれちょっと待って？」という気になりもするよね？という。

　考えても見れば、旧植民地地域の相当部分はイスラム国家だったりして、でまあ、旧植民地支配者と共同したりした一部住民の生き残りはキリスト教徒だったりして社会の中で少数派だったりして、『おれらムスリムをシバキくさった腐れ野郎どもの共犯者風情』に対する攻撃がふとしたことで起こったりして―とか。

BBC Christian persecution 'at near genocide levels' 3 May 2019

「The persecution of Christians in parts of the world is at near "genocide" levels, according to a report ordered by Foreign Secretary Jeremy Hunt.」

「Mr Hunt said he felt that "political correctness" had played a part in the issue not being confronted.」

「He added: "I think there is a misplaced worry that it is somehow colonialist to talk about a religion that was associated with colonial powers rather than the countries that we marched into as colonisers.」

「"What we have forgotten in that atmosphere of political correctness is actually the Christians that are being persecuted are some of the poorest people on the planet."」

　ああ。
　気付いたんなら、いいことじゃないですかね。

「ポリティカル・コレクトネス」を声高に言い立てるような種類の人たちは、キリスト教を基調とした国の豊かな階層に属してたりして、でまあ、その考える「ポリティカル・コレクトネス」を自分たち以外の人たちに期待し、自分たち以外のひとたちがそのように行動することを期待して―実行の資源もなく、実行可能な状況にもない人たちが苦しんでいってたと、まあ、そろそろ多少は気付いていいんじゃないですかね。