空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

マケドニア警察が催涙ガスを

2015-08-21 23:13:44 | Newsメモ
 マケドニア警察が催涙ガスを

東京新聞 ドイツへの難民80万人と予測 昨年の4倍、公正分担訴え 2015年8月20日 09時37分

ドイツのデメジエール内相は19日に記者会見し、2015年にドイツに入ってくる難民が最大で14年の4倍の約80万人に上るとの予測を発表した。中東などから欧州連合(EU)内に押し寄せる難民の4割がドイツで保護申請しているとして、各国の「公正な受け入れ分担」を訴えた

 フランス・イタリア・マルタ・ギリシアあたりは「ええ、応分の負担をお願いしたいですよねえ、ええ永年言ってきましたとおり」とかいいたいのではないか。

 そんな日本語記事をみてたりしたら、breaking newsでマケドニア警察が催涙ガスを…というのが:

BBC Macedonia police use tear gas against migrants 21 August 2015

 …ギリシャ側から入ろうとする移民たちに使ったという。
 …さあ。最悪なほうに盛り上がってきましたね(暗澹たる気持ちとともに)。

 これはその前日、国境地帯に非常事態宣言を出したことに伴う処置の様子。
 マケドニアは、ギリシャ経由でEU諸国に入ろうとする中東人たちの便利なトランジットポイントになっていたのであり―この2ヶ月で4万4千人が移動したとか―となると、この処置は結局、最終的にはEUの意志(の偽らざる一面)ということになるか。

 直接には、マケドニアが「なんぼ通り道にするだけだって言っても、もう面倒見切れん!」ということではあるが。

 そのほかには剃刀付きワイヤーで国境を封鎖してみたり。一応、夜陰にまぎれてすり抜けることは不可能ではないようだが、今までどおりとは決して行かない模様。

 とはいえ、ギリシャだって、一月以来16万人もの人々が上陸したのであり(国連推計)。どうもこの先の一ヶ月だけでも5万人も来たのだそうで。ギリシャは、ただ静かに借金を搾り取られるだけではすまず、急速に増大する人道的配慮から来る予算で急速に、その、アレになりそう…。

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