北海道新聞 平和共存の道を探らねば 戦後70年 日米同盟と中国 08/18 08:50
「戦後70年の節目に、日本はその立ち位置を見直し、平和主義に基づく独自の外交を確立すべきだ」
「中国は、日本が12年に尖閣諸島を国有化して以降、日本の領海への公船立ち入りを恒常化させた。東シナ海に防空識別圏を設定し、日中合意を無視してガス田開発を進めるなど強引さも目立つ。中国の国防費は、米国に次いで世界第2位の約26兆円に達した。日本の防衛費の約5倍に当たる」
「日本がとるべき道は、中国に対して警戒感を共有する各国と歩調をそろえ、外交的な手段で緊張の緩和を図ることだ。日本と中国は永遠に隣国だ。脅威をあおるのではなく、双方が自制し、共存の道を探るべきだ」
「戦後70年の節目に、日本はその立ち位置を見直し、平和主義に基づく独自の外交を確立すべきだ」
でまあ、できるだけ軽武装で、国際的に協調し歩調を合わせようとすると、今回みたいな共同防衛の話になるんじゃないかなと。自立した外交といっても、現今、自立せざるを得ない状況であるわけで、そうすると二つの大国=米国と中国が本質的には利害が合わない箇所がある―
「米国の本音は、経済面では中国と良好な関係を維持しつつ、軍事面での台頭を抑え込むことにあるだろう」
であれば、平和主義の国としては、軍事的に台頭しようとする国と共同することは出来ず、米国と組むほかなくなるだろう。
というか、なにしろ我々の国は、世界に新秩序を求めて、負けてこの姿になったのである。東亜新秩序を求め(て、負け)た結果がこうだったのである。であればこそ、安易に新・東亜新秩序に組するわけにはいくまい。それこそ、大戦の反省が生かされない。
「終戦後、冷戦が終結するまで、米国が日本に求めてきたのは、旧ソ連に対するいわば「防波堤」としての役割だった。そしていま日本は、中国に対する米国の戦略に組み込まれようとしている」
「国民の多くは、今回の安保法案に明確に反対している。審議を通じて撤回、廃案に導き、米国、中国との関係を根本から見直す契機としなければならない。そうした議論を尽くして初めて、日本は自立した外交を取り戻すことができるだろう」
旧ソ連に対する「防波堤」はむしろカナダや北極、ヨーロッパだったというべきではないか。アノ当時はどこもかしこも代理戦争ブームだったかもしれないが、むしろ直接戦火の恐れを抱いていたのはヨーロッパ諸国であり、現実に警戒を厳にすべき場所は北極上空経由の弾道弾コースだったのではないか。
というわけで、名実ともに、現に防波堤の位置に立地するからには、いまこそ独自の利害得失の判断に基づく自立的外交を行う必要があり、
…結果としてああなるんじゃないかなーと。
産経道新聞 安保法案44カ国が支持 政府資料、欧米・アジア主要国が賛同 2015.8.20 05:00
「政府がまとめた資料によると、5月に安保関連法案を閣議決定して以降、法案と積極的平和主義に対し、20カ国が支持を表明した。さらに欧州連合(28カ国)が日EU首脳協議で支持と賛同を表明。東南アジア諸国連合(10カ国)も日ASEAN外相会議での議長声明に「日本の現在の取り組みを歓迎」と明記した」
2ページ目には
「アジアでもベトナムやカンボジアなどが高く評価。ラオスやミャンマーも支持している。6月に来日したフィリピンのアキノ大統領は国会演説で「国会での審議に強い尊敬の念をもって注目している」と述べた」
まあ、そうなるな(日向)。
そりゃまあ全世界的には、日本の自衛隊にはもっと積極的な活動を求める以外の意見はあるまいて。専守防衛特化の謎進化を遂げたおかげで、掃海とかそういう地味な仕事、なんか得意そうだもの。アシの短い戦闘機になんか期待はすまい。そうではなく、空輸能力あたりに期待するだろう。
私は曖昧に「関係の調整期」と表現するが、言わんとするところはこの如くである。
中国は、その”本来得るべき正当な地位”を要求するのであって、それは主観的にはまったく問題を発生しない。が、周辺諸国はまたべつな意見があるよね、と。その「調整」が必要で…。
とてつもなく攻撃的なコメントである。
私も時折笑顔で毒を吐くが、このようでありたいものだ。
「戦後70年の節目に、日本はその立ち位置を見直し、平和主義に基づく独自の外交を確立すべきだ」
「中国は、日本が12年に尖閣諸島を国有化して以降、日本の領海への公船立ち入りを恒常化させた。東シナ海に防空識別圏を設定し、日中合意を無視してガス田開発を進めるなど強引さも目立つ。中国の国防費は、米国に次いで世界第2位の約26兆円に達した。日本の防衛費の約5倍に当たる」
「日本がとるべき道は、中国に対して警戒感を共有する各国と歩調をそろえ、外交的な手段で緊張の緩和を図ることだ。日本と中国は永遠に隣国だ。脅威をあおるのではなく、双方が自制し、共存の道を探るべきだ」
「戦後70年の節目に、日本はその立ち位置を見直し、平和主義に基づく独自の外交を確立すべきだ」
でまあ、できるだけ軽武装で、国際的に協調し歩調を合わせようとすると、今回みたいな共同防衛の話になるんじゃないかなと。自立した外交といっても、現今、自立せざるを得ない状況であるわけで、そうすると二つの大国=米国と中国が本質的には利害が合わない箇所がある―
「米国の本音は、経済面では中国と良好な関係を維持しつつ、軍事面での台頭を抑え込むことにあるだろう」
であれば、平和主義の国としては、軍事的に台頭しようとする国と共同することは出来ず、米国と組むほかなくなるだろう。
というか、なにしろ我々の国は、世界に新秩序を求めて、負けてこの姿になったのである。東亜新秩序を求め(て、負け)た結果がこうだったのである。であればこそ、安易に新・東亜新秩序に組するわけにはいくまい。それこそ、大戦の反省が生かされない。
「終戦後、冷戦が終結するまで、米国が日本に求めてきたのは、旧ソ連に対するいわば「防波堤」としての役割だった。そしていま日本は、中国に対する米国の戦略に組み込まれようとしている」
「国民の多くは、今回の安保法案に明確に反対している。審議を通じて撤回、廃案に導き、米国、中国との関係を根本から見直す契機としなければならない。そうした議論を尽くして初めて、日本は自立した外交を取り戻すことができるだろう」
旧ソ連に対する「防波堤」はむしろカナダや北極、ヨーロッパだったというべきではないか。アノ当時はどこもかしこも代理戦争ブームだったかもしれないが、むしろ直接戦火の恐れを抱いていたのはヨーロッパ諸国であり、現実に警戒を厳にすべき場所は北極上空経由の弾道弾コースだったのではないか。
というわけで、名実ともに、現に防波堤の位置に立地するからには、いまこそ独自の利害得失の判断に基づく自立的外交を行う必要があり、
…結果としてああなるんじゃないかなーと。
産経道新聞 安保法案44カ国が支持 政府資料、欧米・アジア主要国が賛同 2015.8.20 05:00
「政府がまとめた資料によると、5月に安保関連法案を閣議決定して以降、法案と積極的平和主義に対し、20カ国が支持を表明した。さらに欧州連合(28カ国)が日EU首脳協議で支持と賛同を表明。東南アジア諸国連合(10カ国)も日ASEAN外相会議での議長声明に「日本の現在の取り組みを歓迎」と明記した」
2ページ目には
「アジアでもベトナムやカンボジアなどが高く評価。ラオスやミャンマーも支持している。6月に来日したフィリピンのアキノ大統領は国会演説で「国会での審議に強い尊敬の念をもって注目している」と述べた」
まあ、そうなるな(日向)。
分かりやすい pic.twitter.com/CbKEsm1R5O
— 大波コナミ(輩) (@moja_cos) 2015, 6月 22
そりゃまあ全世界的には、日本の自衛隊にはもっと積極的な活動を求める以外の意見はあるまいて。専守防衛特化の謎進化を遂げたおかげで、掃海とかそういう地味な仕事、なんか得意そうだもの。アシの短い戦闘機になんか期待はすまい。そうではなく、空輸能力あたりに期待するだろう。
今の中国の動きを広く見ていくと、中国が東アジアから中央アジア全域に勢力を伸ばしているわけで、経済的には「一帯一路」であり、領土的には台湾回収であり、軍事的には「上海機構」があるものの、東シナ海と南シナ海が完全に中国の管理下にないので、不安定要因になっている @sakanaQoo
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 7月 24
西はギリシャの手前から、東は第二列島線まで、中国が経済と安全保障の主催者になろうとしているわけで、今はそういう世界の構造の変革期にあります。そこで日本は何をするのか。それが問われている。中国が侵略するとか、安倍さんが戦争をしたがってるとか、そういう話ではない @sakanaQoo
— 黒色中国 (@bci_) 2015, 7月 24
私は曖昧に「関係の調整期」と表現するが、言わんとするところはこの如くである。
中国は、その”本来得るべき正当な地位”を要求するのであって、それは主観的にはまったく問題を発生しない。が、周辺諸国はまたべつな意見があるよね、と。その「調整」が必要で…。
憲法学者ってそんなにおられるのか。みなさん食えておられるのか。それはよかった。
「憲法研究者204人、安保法案廃案求め声明」
http://t.co/qVHiz0U0z0
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) 2015, 7月 28
とてつもなく攻撃的なコメントである。
私も時折笑顔で毒を吐くが、このようでありたいものだ。