空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ケニア軍の空爆(Lower JubbaのAnole,Kuday及び国境地帯のKulbiyo付近)

2014-06-24 20:11:00 | ソマリア関連
BBC Kenya 'bombs al-Shabab bases' in Somalia 23 June 2014 Last updated at 15:00

 ケニア軍がfighter jetsを使用し、ソマリア領内の二つの村に空襲を実行、総計80名ほどのal Shabab兵を撃破したと主張。他方、al Shabab側は、爆弾は森林地帯に落ちて自派の損害は存しないと主張。現場はLower Jubba県のAnole(損害30名と主張される)とKuday(損害50名以上と主張される)という二つの村。

 ケニア軍は、22000ほどのAMISOMの一翼をなし、この件を捉えてal Shababは時折ケニアに攻撃をしている。そんな暇はあるのか、といいたくなる点はあり、ここ最近でal Shababはkey townsを10ほど失っているという。

 また、目撃証言では、ケニア軍はケニア・ソマリア国境地帯のKulbiyoちかくで空襲し、ケニア軍の車列を狙ってambushをしようとしていたal Shababの部隊を打撃したのだと。


BBC Kenya coast raids: 'Five dead' in new attack near Mpeketoni 24 June 2014 Last updated at 08:26

 先日、激しい攻撃をうけたMpeketoni近く、Wituなる村で鉈などを用いた攻撃があり、少なくとも5名死亡。現時点では、この攻撃について犯行声明はない。

 なおMpeketoni襲撃(60名死亡)についてh、al Shababが犯行声明をだしたものの、Uhuru Kenyatta大統領は地元政治集団を非難するという。

 何事か、と思って当該事件関係記事を見る:

BBC Kenya arrests over Mpeketoni coast attacks 18 June 2014

 攻撃に使用された車両の持ち主を確保、al Shababの犯行声明を出した人物を確保―と主張されている、と。死者はキクユ族が多いとかで、計画的な民族間闘争であってal Shababの犯行を偽装されたんだという見解のご様子。

 ethnic tensionを煽り立てることにもなる。慎重な言い回しをしたほうが、とは思われる。


 ただまあ、さすがに爆弾使用のテロリズムだったらともかく(地元武装勢力にal Shababが技術供与した可能性は考え得るので、どっちに責任を負わせることも可能だ)、鉈をつかって切り裂くってぇのは…al Shababの手口では、ふつうはないよねえ。

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