空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

【環境問題】ケニアのプラスチック・バッグ禁止政策の評価

2019-08-29 19:18:54 | Newsメモ
 以前、メモしておいたが(2017-08-28)、ケニアがプラスチック製の買い物袋を禁止して二年。その成果はいかが?という記事。

BBC Has Kenya's plastic bag ban worked? 28 August 2019 By Reality Check team

Two years ago, Kenya introduced a ban on plastic carrier bags.

Has it worked?


 結論的には、概ね成功、所期の成果をあげたというべきなのだろう。
 以前は都市近郊の牛の胃にプラスチックがあったもんだが、最近はさほどない、という:

The government says fewer plastic bags are being found in cows

 ただし、大手のスーパーマーケットは禁令に従うも、中小はソマリア・ウガンダなどから密輸入したのんをつかっているとか。

While supermarkets and many shops are no longer handing out carrier bags, small traders have been using a smaller bag made of clear plastic.

And there are signs these are being smuggled into the country from neighbouring Uganda and Somalia.


 そうではあっても、大手がしたがってくれれば、それはもうそのぶん、大量に減るわけである。まあ、こういう小さいプラバッグって、便利なのよね。ちょっとした汁物とか飲み物とか入れておくには。たぶん昭和20-40年代には、駄菓子屋のドーナツとかなんとか、あるいはお肉屋さんのコロッケでもいいけど、紙の包みに入っていただろう、それとおなじ。

 そんな利便性はなかなか捨てがたいよねえ、と思う。つまりまあ、包装に十二分なカネを支払えるほどに豊かかどうか、と言うことでもあると思うけど。

 代替品の開発・製造・販売について。

"However, the capacity for production remains low due to the limited supply of raw materials domestically."

 原材料の供給不足でにっちもさっちもいかん、という。外国から持ってきては、それこそカーボンエミッションがどーこーいう話になり、じゃあ国内で調達できるかといえばそうでもない。長年蓄積されたあれこれの条件があり、表面上なにかの改革をしたっぽくしても全体的にはなんともならんという一例。

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1 コメント

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Unknown ()
2019-09-23 11:46:16
「豊か稼動か」って誤記を訂正。
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