空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

高校生平和大使の軍縮会議演説取りやめの一件(2)

2017-11-16 22:48:57 | Weblog
高校生平和大使の軍縮会議演説取りやめの一件(2017-11-14)」の続き



 河野議員の先日のblogにも、”当の国を知っていてしかるべき、そしてその当の国を批判してしかるべきところ”という旨の憤懣やるかたなさそうな文章が埋め込まれていた。



 いや「隠されている国名が推察できる箇所がありました」じゃねえよと思った…。



毎日新聞 8月の軍縮会議 高校生平和演説見送り、中国の圧力が理由 2017年11月16日 20時48分(最終更新 11月16日 20時48分)

中国側が今回、政府職員以外の発言を認めていない会議規則を理由に中止を要求した

政府関係者は、歴史認識問題に絡み、日本が第二次大戦の被害を強調することへの反発が圧力の背景にあるとみている

日本政府関係者によると、今年2~5月、軍縮会議にも加盟する核保有国の中国側が、日本側に演説を中止するよう繰り返し要請。高校生が演説を実施しようとした場合には退席を迫る可能性や、規則違反による異議申し立てを検討する考えを示し、傍聴にとどめるべきだと主張した

日本側は、若い世代の活動を通じて核兵器がもたらす惨禍について正確な認識が深まり、核廃絶への国際社会の機運が高まる、と演説の意義を説明して理解を求めたが、中国側は譲らなかった

 ちゃんと最初から取材して、しっかと報道すべきだった。
 かかないでいい恥を大いにかきまくった人だっているんだから:

Blogos 高校生演説を潰した米国の圧力を見つけた西日本新聞の大殊勲
天木直人2017年11月15日 13:21

きょう11月15日の東京新聞が一面で大スクープを報じた。今年8月の国連軍縮会議で、恒例だった高校生平和大使の演説が見送られるという事件があった。その背後に、やはり米国の圧力があったのだ。その事を示す外務省の公電を、西日本新聞が見つけたというのだ

もちろん国名など、肝心なところは黒塗りにされている」といいつつも「その背後に、やはり米国の圧力があったのだ」と断言する。

 …米国なら、物事を強要する際の言い方には、そもそも、いますこし気を配る気がするけどなあ。

唯一の被爆国である日本の軍縮大使に圧力をかけるような核保有国は、誰がどう考えても、米国しかない

困りはてた高見沢将林軍縮大使が岸田外相(当時)に相談し、我が国の外相がやすやすとその圧力に屈する国は、米国以外にはない

 …やすやすとは屈しなかったが、我が国の独自の主張を延々…というのはどうかなあと忖度した上、返しの一手はきちんと打ったわけだろうし、外務省さんにも失礼なもののいいようかと思う。上の引用は。
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