空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

政府は再開発のため避難民キャンプを強制的に排除し―

2013-09-14 13:04:34 | ソマリア関連
 ―そのため,避難民たちの生存等々が危機にさらされるという告発:

BBC Somali crisis: Amnesty criticises evictions in Mogadishu 13 September 2013

 アムネスティである。

 政府がいうには,政府はその以前の省庁が保有していた土地・建物の所有を主張する権利がある。公衆に必要とされるサービスを提供するためである。その目的のため,そうした土地・建物から現住の人々を追い出さざるを得ない。個人的な興味関心は,国家的な興味関心の前には置かれないのだ―と言い聞かせながら―。

 アムネスティが言うには,もちろん,再開発計画はポジティブな計画だ。しかしそれは,それが治安や安寧,基礎的な人権や基本的な必需品等をことを考えている場合のことだ。政府の計画は,どうもそうした点で欠陥がありまくり,大規模な人権侵害になっている!

 数万人からを移動させるという計画がぶちあげられたが,治安機関が移転反対の避難民たちに銃撃し,女子供が殺され,避難民が負傷したり―どこにも行き先のない人々のテントやなんかがブルドーザーで更地にされたり―キャンプのマネージャーは,しばしば反乱組織とつながりをもち,援助物資を吸い上げていたり―。

 アムネスティのような団体の告発は,いつも過大で都市のイメージを傷つける―そんな具合に政府筋はいうが,実際,相当規模でいろいろ起こってるようですからねー。

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