afpbb LGBTQ、極右団体「プラウド・ボーイズ」からハッシュタグ奪取 2020年10月6日 18:18 発信地:ロサンゼルス/米国 [ 米国 北米 ]
「米国で最近、注目を集めている極右グループ「プラウド・ボーイズ(Proud Boys)」が利用しているハッシュタグが5日、ツイッター(Twitter)のトレンド入りをした。LGBTQ(性的少数者)コミュニティーがハッシュタグ「#ProudBoys」を奪い取ろうと、同性愛者が自らに誇りを持つべきとする考えを表す「ゲイ・プライド」関連の画像をこのハッシュタグを付けて投稿したためだ」
「LGBTQがプラウド・ボーイズのハッシュタグを乗っ取り、同性愛のカップルの画像や愛についてのメッセージをツイッターに投稿すると、「プラウド・ボーイズ」という言葉はまったく別の意味を持つようになった」
あー、それは「文化窃盗」の概念で扱える可能性がありますね。意図的に他者のブランドを我が物として利用しようとするのは、はっきりと「窃盗」「窃取」の方向性でしょう。端的に言って、マズい。
「ハッシュタグ乗っ取りのアイデアは、「スター・トレック(Star Trek)」シリーズへの出演で知られ、LGBTQの象徴でもある俳優ジョージ・タケイ(George Takei)氏が、自身のフォロワー約310万人に向けて提案した。
タケイ氏は「BTS(防弾少年団)ファンやティックトック(TikTok)を利用する若者がヒントになると考えている。もし、同性愛者が、自分たちがいちゃつく写真やすごくゲイっぽいことをしている写真を撮って、#ProudBoysを付けて投稿したらどうだろうか。彼らをめちゃくちゃ混乱させるに違いない」と投稿した」
まあ、ゲイ嫌いの人たちの巣窟にゲイ写真を放り込むのは、いやがらせとしてはあり得るが。いやあの、やくざ屋さんの地上げじゃないんだから、そういう嫌がらせ活動を積極的にするのはどうか。
…自分たちの姿は他者に嫌悪を引き起こすはずのものである―という認識でもって自分たちの写真をアップロードするというのは自傷行為じゃねえかなあ。それはそれでマゾ趣味の人には快楽かもしれないが、「たち」というとパートナーの映像も入るだろう、それはパートナー氏に対して失礼じゃねえかなあ…。
…どうだろう。画像・ビデオアップロードは、その存在を称賛するスタンスでするほうが好ましいんじゃないだろうか。
「プラウド・ボーイズのリーダー、エンリケ・タリオ(Enrique Tarrio)氏は米CNNの取材に対し、この運動がプラウド・ボーイズに混乱を引き起こすことはなかったとし、自分たちは同性愛を嫌悪していないと主張した」
ほんとに同性愛を嫌悪する者たちでないのかどうかは議論の余地があるかもしれない。にしても、極右だから同性愛嫌悪のはずだ―という推定は、なんというか、かなり時代的・地域的限定があり得るもので、おおっぴらに言うのはお勧めできない。なにしろ、例えばナチスは極右と評せるだろうが、少なくとも運動の相当の期間はゲイの大幹部やゲイの仲間たちによる一大勢力を持っていたりするし(SAだ)―まあナチスは彼らを壊滅させたわけだが。また他方、共産主義者が永くゲイ・同性愛者を抑圧してきたことも想起すべきだ。政治的な左右と同性愛に対する賛否を単純にリンクさせるのは単純に過ぎていささか危うい。
「タリオ氏は「ヒステリックな反応だと思う」「同性愛はわれわれを不快にさせるものではない。侮辱にもならない。われわれは同性愛嫌悪団体ではない。誰が誰と寝るかなんてどうでもいいと思っている。われわれがこういったことを気にすると思っているようだが、そうではない」と述べた」
―現にゲイである人物を嫌うことは多々あるだろう、しかしそれは彼がゲイであるから嫌うのではなく、彼が(極)左であるから嫌い、反対するだけのことである―という理屈も十二分に成り立つ。
「「この運動で示された彼らの主張の一つは、われわれの支持者の声をかき消したい、われわれを黙らせたいということだ」「誰かが他者の意見をかき消そうとする時、そこには進歩的なことなど何一つないと私は考える。なぜ彼らは議論を交わそうとしないのだろうか」」
…とまあ、いまどきの極右(と世間に評される方向の人々)の、少なくとも一部は、こんな風に相当にリベラル的価値観を身に着けている・表出するだけの知恵を持っているのであって、そのあたりはちゃんと認識したうえで反右翼闘争すると良いと思うのだ。
…いやまあ、こういうことを言うと『お前は右翼か! 極右に味方するのか!』なんてヒートアップする向きがいたりするが、そーゆー問題ではなく。「敵を知り、己を知らば」という問題であって。あと右翼・極右であれば必ず賢いだなんてことは言ってない。同様に左翼だからといって必ず賢いとも言ってない。プロパガンダを叫ぶひとは、ちゃんと自分がスピーカーとかラッパだという正確な自己認識を持ってくださいね、と私は思うが、それは右翼だから・左翼だから「そぅ」だと言っているわけではない。まずは文章を文章のままに第一義的に理解することができるようになってほしいなとか、そんなふうに、まずは思う所である。
【LGBT問題】【LGBTQ】
「米国で最近、注目を集めている極右グループ「プラウド・ボーイズ(Proud Boys)」が利用しているハッシュタグが5日、ツイッター(Twitter)のトレンド入りをした。LGBTQ(性的少数者)コミュニティーがハッシュタグ「#ProudBoys」を奪い取ろうと、同性愛者が自らに誇りを持つべきとする考えを表す「ゲイ・プライド」関連の画像をこのハッシュタグを付けて投稿したためだ」
「LGBTQがプラウド・ボーイズのハッシュタグを乗っ取り、同性愛のカップルの画像や愛についてのメッセージをツイッターに投稿すると、「プラウド・ボーイズ」という言葉はまったく別の意味を持つようになった」
あー、それは「文化窃盗」の概念で扱える可能性がありますね。意図的に他者のブランドを我が物として利用しようとするのは、はっきりと「窃盗」「窃取」の方向性でしょう。端的に言って、マズい。
「ハッシュタグ乗っ取りのアイデアは、「スター・トレック(Star Trek)」シリーズへの出演で知られ、LGBTQの象徴でもある俳優ジョージ・タケイ(George Takei)氏が、自身のフォロワー約310万人に向けて提案した。
タケイ氏は「BTS(防弾少年団)ファンやティックトック(TikTok)を利用する若者がヒントになると考えている。もし、同性愛者が、自分たちがいちゃつく写真やすごくゲイっぽいことをしている写真を撮って、#ProudBoysを付けて投稿したらどうだろうか。彼らをめちゃくちゃ混乱させるに違いない」と投稿した」
まあ、ゲイ嫌いの人たちの巣窟にゲイ写真を放り込むのは、いやがらせとしてはあり得るが。いやあの、やくざ屋さんの地上げじゃないんだから、そういう嫌がらせ活動を積極的にするのはどうか。
>LGBTQ「極右団体のタグ名でゲイ画像大量に流せば、差別主義者共は嫌がるに違いない」
— おしし仮面(囲碁サッカー初段) (@Nci77DyRCDqIIjz) October 7, 2020
最低の発想やんけ
>極右団体「我々は同性愛嫌悪団体じゃない。何とも思わない。そんな手段で我々を黙らせようとしても進歩的な事は何一つ無い」
まともやんけhttps://t.co/GlCDPwH4zA
これすごいな。
— 30年寝太郎 (@Avocado_Inside) October 7, 2020
LGBTQ自らが同性愛者という存在をテロに利用したわけだ。
自ら差別を助長してどうする。
しかも極右団体からそれを窘められるって、恥ずかしすぎる。 https://t.co/eVehCu6jMn
…自分たちの姿は他者に嫌悪を引き起こすはずのものである―という認識でもって自分たちの写真をアップロードするというのは自傷行為じゃねえかなあ。それはそれでマゾ趣味の人には快楽かもしれないが、「たち」というとパートナーの映像も入るだろう、それはパートナー氏に対して失礼じゃねえかなあ…。
…どうだろう。画像・ビデオアップロードは、その存在を称賛するスタンスでするほうが好ましいんじゃないだろうか。
「プラウド・ボーイズのリーダー、エンリケ・タリオ(Enrique Tarrio)氏は米CNNの取材に対し、この運動がプラウド・ボーイズに混乱を引き起こすことはなかったとし、自分たちは同性愛を嫌悪していないと主張した」
ほんとに同性愛を嫌悪する者たちでないのかどうかは議論の余地があるかもしれない。にしても、極右だから同性愛嫌悪のはずだ―という推定は、なんというか、かなり時代的・地域的限定があり得るもので、おおっぴらに言うのはお勧めできない。なにしろ、例えばナチスは極右と評せるだろうが、少なくとも運動の相当の期間はゲイの大幹部やゲイの仲間たちによる一大勢力を持っていたりするし(SAだ)―まあナチスは彼らを壊滅させたわけだが。また他方、共産主義者が永くゲイ・同性愛者を抑圧してきたことも想起すべきだ。政治的な左右と同性愛に対する賛否を単純にリンクさせるのは単純に過ぎていささか危うい。
「タリオ氏は「ヒステリックな反応だと思う」「同性愛はわれわれを不快にさせるものではない。侮辱にもならない。われわれは同性愛嫌悪団体ではない。誰が誰と寝るかなんてどうでもいいと思っている。われわれがこういったことを気にすると思っているようだが、そうではない」と述べた」
―現にゲイである人物を嫌うことは多々あるだろう、しかしそれは彼がゲイであるから嫌うのではなく、彼が(極)左であるから嫌い、反対するだけのことである―という理屈も十二分に成り立つ。
「「この運動で示された彼らの主張の一つは、われわれの支持者の声をかき消したい、われわれを黙らせたいということだ」「誰かが他者の意見をかき消そうとする時、そこには進歩的なことなど何一つないと私は考える。なぜ彼らは議論を交わそうとしないのだろうか」」
…とまあ、いまどきの極右(と世間に評される方向の人々)の、少なくとも一部は、こんな風に相当にリベラル的価値観を身に着けている・表出するだけの知恵を持っているのであって、そのあたりはちゃんと認識したうえで反右翼闘争すると良いと思うのだ。
…いやまあ、こういうことを言うと『お前は右翼か! 極右に味方するのか!』なんてヒートアップする向きがいたりするが、そーゆー問題ではなく。「敵を知り、己を知らば」という問題であって。あと右翼・極右であれば必ず賢いだなんてことは言ってない。同様に左翼だからといって必ず賢いとも言ってない。プロパガンダを叫ぶひとは、ちゃんと自分がスピーカーとかラッパだという正確な自己認識を持ってくださいね、と私は思うが、それは右翼だから・左翼だから「そぅ」だと言っているわけではない。まずは文章を文章のままに第一義的に理解することができるようになってほしいなとか、そんなふうに、まずは思う所である。
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