食糧供給に難があるんだ,という記事の散見されるのは通常運転といったところ:
BBC news, South-Asia Afghanistan appeals for food aid 4 January 2008 By Pam O'Toole
BBC news, South-Asia Bangladesh 'facing rice crisis' 3 January 2008
…ま,バングラは先日の暴風雨で大被害を被ったわけだし,アフガンは,困ってないと言われる方が寧ろ異常ともいえる。
被災というと,ちらっと見るとモザンビークも洪水被害で食糧援助が―なんて記事があった:
BBC news, Africa Aid reaches flood-hit Mozambique 13 January 2008
食糧供給は大問題というのは,まぁ我々日本人が日常を生きている分にはあまり気にしませんけどね。
ちょっと記事は探せないんですが,中国が(たしか)アフリカのどこかに食糧援助船を出した―という話題を見たのでした。こういう分野で存在感を示す,というのも,世界戦略の一部なんでしょう。
でその中国ですが:
BBC China's farms struggle to meet growing demand 5 January 2008 By Quentin Sommerville
これが結構面白いので読むと良いのです☆
つまりまあ。国土が山がちであまり耕地に恵まれない中国だが,貴重なパン籠地帯はキャベツだとか,豊かな食材の生産に傾いていっている。数千年にわたって小麦を生産した黒土はいまや野菜を生産,都市に送っている。
もちろん,そのほうが3倍ばかり売り上げがよいからで。
注意点は,彼らも生活が豊かになって,お肉を頻繁に食べるようになったってところかな。
肉→家畜→飼料→穀物! というわけで,単純な話,直接小麦やらトウモロコシやら食べて生きるより,家畜飼養を経由して穀物を消費する分,エネルギー効率は悪くなる。
もっと沢山の穀物が欲しくなる。
我々はそれがどんな状況を生みだすか,例を一つもっているわけで―ソ連による,穀物大強盗。
それが中国を核心に,嘗ての例を上回る勢いで,再び起こりかねない。印象的な(煽るような)言い方をすれば,「十数億人が小麦を買おうと思ったとしたら,誰がそれを供給できよう?」。そう懸念するのは,一応は必要なことかと。
本記事タイトルは「食糧を巡る危機の報道数件」。この中国の近未来に関する問題は,これら数件のうち,最大級のものかもしれないです。
―尤も,未来に属することなので想像力の働く余地も無限大。
考察に必要な要因はいくつもあるだろうけど,差し当たり,耕土の消失と人口構成の変化(ものすっごい高齢化社会になるでしょね)は確実に考慮に入れないといけないし,ああもう,そこまでもの考えるほど暇じゃないよー。
BBC news, South-Asia Afghanistan appeals for food aid 4 January 2008 By Pam O'Toole
BBC news, South-Asia Bangladesh 'facing rice crisis' 3 January 2008
…ま,バングラは先日の暴風雨で大被害を被ったわけだし,アフガンは,困ってないと言われる方が寧ろ異常ともいえる。
被災というと,ちらっと見るとモザンビークも洪水被害で食糧援助が―なんて記事があった:
BBC news, Africa Aid reaches flood-hit Mozambique 13 January 2008
食糧供給は大問題というのは,まぁ我々日本人が日常を生きている分にはあまり気にしませんけどね。
ちょっと記事は探せないんですが,中国が(たしか)アフリカのどこかに食糧援助船を出した―という話題を見たのでした。こういう分野で存在感を示す,というのも,世界戦略の一部なんでしょう。
でその中国ですが:
BBC China's farms struggle to meet growing demand 5 January 2008 By Quentin Sommerville
これが結構面白いので読むと良いのです☆
つまりまあ。国土が山がちであまり耕地に恵まれない中国だが,貴重なパン籠地帯はキャベツだとか,豊かな食材の生産に傾いていっている。数千年にわたって小麦を生産した黒土はいまや野菜を生産,都市に送っている。
もちろん,そのほうが3倍ばかり売り上げがよいからで。
注意点は,彼らも生活が豊かになって,お肉を頻繁に食べるようになったってところかな。
肉→家畜→飼料→穀物! というわけで,単純な話,直接小麦やらトウモロコシやら食べて生きるより,家畜飼養を経由して穀物を消費する分,エネルギー効率は悪くなる。
もっと沢山の穀物が欲しくなる。
我々はそれがどんな状況を生みだすか,例を一つもっているわけで―ソ連による,穀物大強盗。
それが中国を核心に,嘗ての例を上回る勢いで,再び起こりかねない。印象的な(煽るような)言い方をすれば,「十数億人が小麦を買おうと思ったとしたら,誰がそれを供給できよう?」。そう懸念するのは,一応は必要なことかと。
本記事タイトルは「食糧を巡る危機の報道数件」。この中国の近未来に関する問題は,これら数件のうち,最大級のものかもしれないです。
―尤も,未来に属することなので想像力の働く余地も無限大。
考察に必要な要因はいくつもあるだろうけど,差し当たり,耕土の消失と人口構成の変化(ものすっごい高齢化社会になるでしょね)は確実に考慮に入れないといけないし,ああもう,そこまでもの考えるほど暇じゃないよー。
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