空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

男性へのATM扱い願望とそれをめぐるアレコレのメモ

2018-08-01 11:28:22 | ノート


「女性が男性をATM扱いしている」」ということについては、「「経済力に余裕がもてる」が最も顕著に増加」していることに基づく判断ではあろう。まあその、納得する傾向なんですが―

 ―この両者は、現場としては完全にイコールではなくてですね。

 こちらとしては、純粋な生活費支給機能としてのみ扱うことは避けていただきたい、という気になりますな。
・ダンナ側の親の面倒は見ないこと
・嫁側の親の老後の生活の保障をすること
・嫁についても同様
・専業主婦希望
・年に一回の海外旅行を希望
・転職・転勤禁止
・地元から離れないこと(転勤の場合は単身赴任必須らしい)
・嫁側が今までの生活習慣を変えないことを認容すること(日常の衣裳を見て痴女と誤解しないこと)
 というのが代表例というか、とある方からのご要望の記憶に残る限りの一覧なのですが(一番ひどかったともいう)。



 ということで、『お前みたいな売れ残りのヤバい奴と結婚することになっても嫌とまでは言わない』ことの引き換え条件として提示された内容に、あのう、わたし、Noと言う権利くらいはあってもいいんじゃないかなと思うんですが。別件では、Noという返答をそもそも予定しないという案件もあって…。





 それと、女性側に職は、あるとはいえ非正規職・年限付き職が多いだろうところで「生活の安定を求める」理由がつく。統計的にどうかはともかく、アイディアとしては。






 言葉遣いはさておき、注意に値する分析の目をもっているなあと。「つまりフェミさんの言う「男社会」なる妄想の中には、「温情溢れる男達」という楽観的認識、すなわちその「男社会」を肯定することに繋がる要素が 既に入り込んでいる」なんてのは、そのての人たちには痛い指摘ではないか。

「ATMとしか結婚しないぞ」という決意が強くなり、望ましくない結婚像をそもそも評価対象から外すようになってきてるから」というのも面白い。

 ―個性あふれる私の個性を十全に発揮するためには十分な収入が必要。そこでATMが必要になる。なぜ現物のオトコであっては困るのかといえば、その相手の都合で「個性あふれる私の個性」の発揮が阻害されかねないから―。そこで無個性な、しかし稼ぎのよいオトコもといATMの需要が高まる。
 だが、高収入のオトコがそれなりの時間を持っていればそれなりの個性なり趣味なりを展開しがちではあり、そこでATM希望女子たちとのコンフリクトがおこるだろう。例えば鉄道模型をめぐる伝説だとか。




 とまあ。
 だから、そこまでデキるオトコで無いお前が学問をしようと言うこと自体、おこがましいことなんだから、そんな無駄な夢は捨てて私と私の親の老後の保障と海外旅行のために働け、という要望を出したくなる気持ちは多少理解するが、そういう要求をされて表面上怒りもしてないことに何か思うところはなかったかなーとかちょっと思う。




 実証研究として提示するにはかなり難のある(そして、出せるときにはもう問題は取り返しがつかなくなってる)論題だが、①実は職場結婚は現実の結婚の相当部分を占めている、しかし②職場内で性的なものにつらなる行動はセクハラ・パワハラとして排除されがちである、という話を絡めるに、うんまあ…という気はするな。



 見合いの相手は、家事についてのアピールをしてこなかったな。
 私が、自分は料理する、と言う情報を出せば安心したようだったが。

 とまあ、「すもも」氏の提示する論点・データは、とっかかりには大変よろしい。が



 とはいえだ、



 ということも考え合わせると、能力が低いものとして育てられてきた女性たちが「それでもあたしらも生きていたいんだよ!」という叫びを発する場合、まあ…とも思われる。
 東北大で博士とってまで弱者としての保護を要求するというのはどーかと思うが。




 …反フェミ節もここまでいくと芸風かなあ、とも。

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2 コメント

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Unknown ()
2018-08-01 15:11:38
…嫁がエロカッコいいのはそれはそれで結構なことだし、私も好きに料理できるのはこれもこれで結構なことだし…
…しかしあの条件だと、私にどういうメリットがあるのか分んなかったんですよねえ。
海外旅行年1回というのも、助教の給料程度だと、生活費を勘案すると貯金は欠片も残らない程度と思われるし。
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Unknown ()
2018-08-01 15:33:26
准教授ならけっこー余裕がでるな。

あと、研究者に転勤禁止というのもなあ。
待遇が良くなるほうに移動するのは合理的な考えだと思うんだが。
まあその、年老いた親を置いて遠くへ―というのが気分が悪いのは解る。
私の親でさえ、私の某大の公募が落ちたのを「悪いが安心した」と言ったしなあ。
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