ナイジェリア・Borno州 キリスト教徒，警察などが襲撃される

　下手人は不明ながら，恐らくはBoko Haramの犯行である。

BBC Borno attacks: Nigeria 'militants' kill Christians 2 December 2012

　ナイジェリア北東部，Borno州での出来事。土曜（1日）夜遅く，Chibokなる村で一団の男たちが家から家へと入ってゆく様子であったという―キリスト教徒居住地域で。その後，（鉈とかで）喉を裂かれた10名の死体が見つかった。
「恐らくBoko Haramが夜間やってきて，犠牲者を殺す前に，家々に火をかけたのだ」と襲撃から生き延びたNuhu Clark（村の参事官を務めたことのある人物）が伝える。彼によれば，死体は10かぞえられたとのこと。

　さらに日曜には，カメルーンとの国境近くのGamboru Ngalaなる地で，銃で武装した男たちが警察署・みんん管理局・国境検問所また更に少なくとも一軒の教会を襲撃，警官5名を殺害したという。

　警察広報によれば，情報を収集すること自体が困難なのである―何しろ，携帯電話基地マストは，以前からBoko Haramから攻撃され，なくなっていたりするからだ（参照，「ナイジェリア：携帯電話中継マストが攻撃される　2012-09-07」，「ナイジェリア：携帯ネットワークは24時間体制で警護される」2012-09-08）。

　カメルーンとの国境の管理は緩いが，また警察にも軍にも人々を守るだけの力はない，というわけである。