空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

モガディシュ,自爆テロと迫撃砲弾で19名死亡,うち3名はジャーナリスト

2012-09-22 21:21:27 | ソマリア関連

Garowe Online Somalia: 19 killed in suicide bombings and mortar attacks in Mogadishu Sep 20, 2012 - 9:48:07 PM

 水曜(19日)夜から迫撃砲による攻撃があり,BondheereおよびShibisに着弾,これが5名を殺害,23名を負傷せしめる。この民間人犠牲者のなかには,最近出産したばかりの女性がいたという―自宅に直撃したのね。 

 で―それは悲しむべき事件なのだが,まあ別に出産したばかりの母親を狙って殺すというようなものではない。いや民間人居住地域にぶっぱなすなというのはそもそも論ではあるが,まあ,ええ,一応,たまたま不幸にして犠牲になっちゃった―というものではある。

 ところが自爆テロは性質が別だ,明らかに殺しに来ている。
 Village Restaurantなるところに攻撃,14名死亡。うち3名はソマリ人ジャーナリスト(Somali National TVの元エディター,Liban Ali Nurを含む)。2名は警官(BBCによる)。国営Somali National TVとRdio Mogadishuに勤める人々―ということで,

 …状況だけみれば,政治的暗殺。

BBC Somalia suicide bombing hits Mogadishu - 14 killed 20 September 2012 Last updated at 20:06 GMT

 こちらの情報によれば,自爆犯は二人。
 現場のカフェは大統領官邸から1kmほどの位置。セキュリティ・ゾーンには入っていないそうだが,ジャーナリストや政治向きのひとたちのたまりばだったそう。となれば,いくら犯行声明がないといっても…。


 なお一名は店内で,二人目は店の外,ひとが集まったところで自爆したそうで―Iraq-styleですな。

 店の経営者は,最近UKから帰還したひとだそうで―英国の報道機関ですから,付言しただけかもしれません。しかし,”西欧色”のついた人物を消そう・そう言う人にダメージくらわそうという動機だって,必ずしもないとはいえず。ええ,まあ,ジャーナリストや公務員を殺そうという動機でしょうけど( It is a popular haunt for civil servants and journalistsとある)。

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