ガーナは石油生産を開始する:
BBC Ghana due to begin pumping oil for first time 15 December 2010 Last updated at 02:06 GMT
3年前にみつかったJubilee油田からの生産が始まる。John Atta Mills大統領臨席で生産開始式が行われた。英国主導のコンソーシアムTullow Oilは,一日当たり55,000バレルを予定。これはこの6か月のうちに120,000バレルまで上げるという。ガーナはこれによって初年度$400mを得る見込み。
関連法が通過してないのは難ですが。
紛争や汚職やを助長する恐れはあるものの,ココア・金に続く国の経済のもうひとつの柱となってくれそうなこの事業に,ガーナ政府は大いに期待を寄せている模様。経済成長率は本年の5%から12%を見込むという。なおいまひとつ油田が見つかっている。最近見つかった油田としては最大級のものとのことで,今後が期待される。
BBC Ghana: time to address the oil issue 13 June 2010 By James Melik
無論,「石油の呪い」が懸念されるのである。
地元のカヌー漁師を,「警備員」として採用したり―一定の地元対策をしないと,Nigeriaの轍を踏むことになりかねない。
すでに恩恵を受けた人もある。防水ジャケットの需要を見込んで起業した人などは,”まあ石油の呪いとはこんな風なものだ”的なことを言える。如何なる資源でも呪いにも恩恵にもなり得るものだと。
一部の人だけが肥え太るような,そのようなものではあってはならない―のである。
朝日新聞 生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見 2010年12月15日7時0分
「藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。…(中略)…将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。…(後略)…」
汚水処理に利用しつつ,との方策もありそうで,結構な話である。10年もあれば実用の実証くらいまで行くだろうか。
BBC Ghana due to begin pumping oil for first time 15 December 2010 Last updated at 02:06 GMT
3年前にみつかったJubilee油田からの生産が始まる。John Atta Mills大統領臨席で生産開始式が行われた。英国主導のコンソーシアムTullow Oilは,一日当たり55,000バレルを予定。これはこの6か月のうちに120,000バレルまで上げるという。ガーナはこれによって初年度$400mを得る見込み。
関連法が通過してないのは難ですが。
紛争や汚職やを助長する恐れはあるものの,ココア・金に続く国の経済のもうひとつの柱となってくれそうなこの事業に,ガーナ政府は大いに期待を寄せている模様。経済成長率は本年の5%から12%を見込むという。なおいまひとつ油田が見つかっている。最近見つかった油田としては最大級のものとのことで,今後が期待される。
BBC Ghana: time to address the oil issue 13 June 2010 By James Melik
無論,「石油の呪い」が懸念されるのである。
地元のカヌー漁師を,「警備員」として採用したり―一定の地元対策をしないと,Nigeriaの轍を踏むことになりかねない。
すでに恩恵を受けた人もある。防水ジャケットの需要を見込んで起業した人などは,”まあ石油の呪いとはこんな風なものだ”的なことを言える。如何なる資源でも呪いにも恩恵にもなり得るものだと。
一部の人だけが肥え太るような,そのようなものではあってはならない―のである。
朝日新聞 生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見 2010年12月15日7時0分
「藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。…(中略)…将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。…(後略)…」
汚水処理に利用しつつ,との方策もありそうで,結構な話である。10年もあれば実用の実証くらいまで行くだろうか。
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