空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

テロリストどもは私の健康状態について否定的なニュースを広めている―ソマリア大統領は語る

2008-01-26 21:56:34 | ソマリア関連
 表題でいろいろ尽きてますけど。Garowe Onlineの報道によれば,ソマリア暫定大統領ユースフ氏は自分の健康状態に関する報道にご不満のご様子:

Garowe Online Terrorists spread negative news about my health, says Somalia's president Jan 25, 2008 - 8:23:23 PM

 ロンドン,UK発1月25日のニュースです。ソマリア暫定政府大統領ユースフ氏はロンドンの病院に入院中。彼は,臓器移植を受けた70歳以上のお年寄りでして,定期的健康チェックの欠かせないお体なのです。一説には80歳近いともいいますしね。
 そんな彼が,自己の健康状態を巡る報道に関して言及。彼が健康不良だとネガティブなメディア・キャンペーンがあるその背後には「テロリストども」がいるのだと―これは異例な強い表現を使って非難する。

 この発言は金曜のVOAとのインタビュー中にあったもの。彼はロンドンにあり,先月肺炎を患った後の,治癒の過程にあるのだと述べる。

 以下該当箇所だけ真面目に訳:
「私の健康は非常に,非常に良い。私はここ(ロンドン)に肺炎を患って来たのがが…私は治ったし,調子も良い。いまや私は国(ソマリア)に帰る準備をしているところだ」とYusuf大統領は語る。

 彼は,自身は「仕事の準備のできた者と同様」と感じており,しかしソマリアに帰還し,義務を再開するまえにかかりつけ医からの「最終的許可」を待っているのだという。

 大統領は,彼の死の報を含む,彼の健康に関する中傷報道―ソマリ公衆及び世界に対する―に距離を置く。

「この(自身の健康に対する)ネガティブなニュースはトラブルメーカーども,いわゆるmuqawamaなるテロリスト,反政府主義者,ソマリアの成功に反する者たちに発している」と70代のユースフ氏は言う。

 真面目訳終わり。
 なお彼はロンドンにある間,英国外務関係者と会談した由。関係・協力の強化を話し合ったという。英国担当者は,リヤレ氏との対談を打診はしなかったとYusuf氏はいうようですが,しかし英国はリヤレ氏に,連邦政府と話し合うべきだと言った,とされます。

 …まぁそりゃそうだ。

 そんなわけでして,しばしば重病説の出るYusuf氏ですが,意外に元気に公務をこなしている様子です。

関連:
ユースフ大統領,ナイロビで入院:ソマリア」(2007年12月6日)
RiyaleさんとYusufさん☆リアル呉越同舟ロンドン行き:ソマリア」(2008年1月8日)

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