@MyoyoShinnyo ◆Qx5/ucOICU 「海自のレシピページに中華のカテゴリがあるのがおかしい、というツイートを見かけた。……「敵性語」は政府や軍が推し進めたのではなく民間から湧き上がってきたものだ、という話は本当だったんだな。」2011/07/30
興味深い観察。
@ohnuki_tsuyoshi 大貫剛 「保安院のシンポジウムやらせ問題。今回の事故の前、シンポジウムを開いても来るのは反対派ばかりで、ガラガラの会場で不毛な話ばかりになってたと考えると、「普通の人」で空席を埋めたいと思うのは自然だし、そもそも普通の人が全然参加しなかったのよ、この国の民主主義には。」2011/07/29
私が高三のときのことだが。
二年生が学生総会で『学校は学生に無条件にバイク通学を認めよ! これが学生の総意である!』とぶち上げたことがあった。
で,生徒会(二年)主宰,先生オブザーバーで有志公開討論会をやろうとしたところ―反対派の都合がつかず,私をはじめとする3名が反二年生役で参加するよう都合付けられた。なお時期はたしか年末,私は進路未定。
二年生たちの要求ないし主張は
○学生全員に無条件にバイク通学を認めよ
○学生たちの多数決でそう決まった。教員および父兄は鋭意努力せよ
○駐車場は校庭の隅に作れ
○野球部が運動できなくなる? それなら立体駐車場をつくればいい
○予算? なんとかなるだろ,親が出す
○事故が起こったら? 学校の名を汚さないよう,即座に退学すればいい
三年生は
○予算の都合ってもんがあるだろう
○設計して測量して…時間がかかるだろう
○つうか君等が立体駐車場予定地にしてるところは部室棟があるんだが
○いや立体駐車場は予算的に流石にちょっと
○「即座に退学」って,事故起こしたその時点では本校学生だろうに
○安全教育を自主的に厳重にやるって計画くらいはしておく必要が
○立体駐車場をすぐ建てろっても,その「すぐ」ってどう考えても超特急で半年程度はかかるんだが。つまり,諸君がその立体駐車場の恩恵に与れるのは半年あるかないか,つうかまず恩恵に与れない。諸君は後輩たちの自由のために戦う準備はあるのか?
○いや確かに現行のバイク通学条件はいささか厳しいかもしれない。なら,それを緩めるよう闘争すべきではないか? 半径12km規制があるなら,これを10kmないし8kmにしたらどれほどの学生の勉強時間がどれだけ増えて進学率が上がる見込みがどれほど増えるとかこの程度ならバイクの駐車場増加面積はどれほどと見込まれるから予算措置的にも即座に可能な範囲だとかねじ込むとか…
しかし二年生は
○だってこれが僕らの意思だもん
○これからすぐ図面書いて突貫作業でやれば春休み中にだって立体駐車場でも何でもできる
○春から僕らはバイク通学したいんだ
ということで物別れ。
なお現場にはたったひとり,一年生がいて―その子は私と同じ大学に入ってきた。で話すところでは,この二年生たちは進級すると,この自由への闘争を一切放棄してしまったという。また,当時の私は実は規制撤廃の現実的方策を示していたということもこの一年生君には理解されていた。
しかし声の大きい子たちの大きい声はまああんなもんだったという。
あの子たちが私に弟子入りしてくれればよかったんだけどな。先生たち・PTAと戦うためのデータつくりの方法,傾向と対策は教えてあげられたんだが(つうか現場で教えたんだけど)。
当時の私の見立てでは,公開討論会段階からデータ蓄積・PTA突破作戦を考えれば,うまくすればまる1年で,まあ2年かな,程度で,規制半径2km程度減の試行の可能性が(そこそこ)あったんだが。
でも,自分たちの利益にならなきゃ,自由への闘争はしたくなかったらしい,彼ら。
つーか,自分たちの利益のためにでも,自分で他人を説得するためのデータとか作りたくなかったらしい。
私が自分の進学のための勉強時間を放棄してまで後輩たちの自由のために戦おうと思ったほどには,彼らは熱意を持てなかったらしい。まあなんだ,私たちの世界への民主主義の根付きとはこの程度のことなのだと,そう皮肉げに言っておいてもよいかもしれない。
興味深い観察。
@ohnuki_tsuyoshi 大貫剛 「保安院のシンポジウムやらせ問題。今回の事故の前、シンポジウムを開いても来るのは反対派ばかりで、ガラガラの会場で不毛な話ばかりになってたと考えると、「普通の人」で空席を埋めたいと思うのは自然だし、そもそも普通の人が全然参加しなかったのよ、この国の民主主義には。」2011/07/29
私が高三のときのことだが。
二年生が学生総会で『学校は学生に無条件にバイク通学を認めよ! これが学生の総意である!』とぶち上げたことがあった。
で,生徒会(二年)主宰,先生オブザーバーで有志公開討論会をやろうとしたところ―反対派の都合がつかず,私をはじめとする3名が反二年生役で参加するよう都合付けられた。なお時期はたしか年末,私は進路未定。
二年生たちの要求ないし主張は
○学生全員に無条件にバイク通学を認めよ
○学生たちの多数決でそう決まった。教員および父兄は鋭意努力せよ
○駐車場は校庭の隅に作れ
○野球部が運動できなくなる? それなら立体駐車場をつくればいい
○予算? なんとかなるだろ,親が出す
○事故が起こったら? 学校の名を汚さないよう,即座に退学すればいい
三年生は
○予算の都合ってもんがあるだろう
○設計して測量して…時間がかかるだろう
○つうか君等が立体駐車場予定地にしてるところは部室棟があるんだが
○いや立体駐車場は予算的に流石にちょっと
○「即座に退学」って,事故起こしたその時点では本校学生だろうに
○安全教育を自主的に厳重にやるって計画くらいはしておく必要が
○立体駐車場をすぐ建てろっても,その「すぐ」ってどう考えても超特急で半年程度はかかるんだが。つまり,諸君がその立体駐車場の恩恵に与れるのは半年あるかないか,つうかまず恩恵に与れない。諸君は後輩たちの自由のために戦う準備はあるのか?
○いや確かに現行のバイク通学条件はいささか厳しいかもしれない。なら,それを緩めるよう闘争すべきではないか? 半径12km規制があるなら,これを10kmないし8kmにしたらどれほどの学生の勉強時間がどれだけ増えて進学率が上がる見込みがどれほど増えるとかこの程度ならバイクの駐車場増加面積はどれほどと見込まれるから予算措置的にも即座に可能な範囲だとかねじ込むとか…
しかし二年生は
○だってこれが僕らの意思だもん
○これからすぐ図面書いて突貫作業でやれば春休み中にだって立体駐車場でも何でもできる
○春から僕らはバイク通学したいんだ
ということで物別れ。
なお現場にはたったひとり,一年生がいて―その子は私と同じ大学に入ってきた。で話すところでは,この二年生たちは進級すると,この自由への闘争を一切放棄してしまったという。また,当時の私は実は規制撤廃の現実的方策を示していたということもこの一年生君には理解されていた。
しかし声の大きい子たちの大きい声はまああんなもんだったという。
あの子たちが私に弟子入りしてくれればよかったんだけどな。先生たち・PTAと戦うためのデータつくりの方法,傾向と対策は教えてあげられたんだが(つうか現場で教えたんだけど)。
当時の私の見立てでは,公開討論会段階からデータ蓄積・PTA突破作戦を考えれば,うまくすればまる1年で,まあ2年かな,程度で,規制半径2km程度減の試行の可能性が(そこそこ)あったんだが。
でも,自分たちの利益にならなきゃ,自由への闘争はしたくなかったらしい,彼ら。
つーか,自分たちの利益のためにでも,自分で他人を説得するためのデータとか作りたくなかったらしい。
私が自分の進学のための勉強時間を放棄してまで後輩たちの自由のために戦おうと思ったほどには,彼らは熱意を持てなかったらしい。まあなんだ,私たちの世界への民主主義の根付きとはこの程度のことなのだと,そう皮肉げに言っておいてもよいかもしれない。
たしかこの点は,あとでオブザーバーの先生に主張してみた覚えがある。御指導はなかった。1-2年というのは希望的観測に過ぎても,私の指摘したデータをそろえられたらPTAは検討せざるを得ないことだけは同意されたものかと思う。
まあ立体駐車場は無理だがJK。
だから規制半径短縮が現実的だったんだがなあ。