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てらまち・ねっと



 昨日6月13日の12時が議会の一般質問の通告期限だった。
 一般質問を「どのように通告」するかについては、議員によって、それぞれの個性やパターンがある。

 私は、議会での議論は行政側の意思形成を促すものという基本的な位置づけをしているので、
 こちらの意図や狙いが一目瞭然なように、詰めて作る。
 だから、通告が終わった段階では、おおむねのイメージもデータもそろっている。
 細かいデータが必要なときは、事前に担当課にお願いしておく。
 そういデータを作ってもらうことで、行政側が初めて問題点を発見をするケースも過去にあった。(つまり、データを作れば済み)

 今回、消防本部と教育委員会にデータをお願いした。
 5月の最終週に「こんな項目を調べて」と調査とその主旨を説明。

 1週間後に、その中間データを基に、話し合い、追加が要るところはそこもお願いした。

 通告日の2日前、つまり、6月11日に、さらに話し合い、通告文の仕上げを13日に済ませて提出。

 この2問、つまり
   消防本部に対する「消防団に対する寄付金の是非」
        と
   教育委員会に対する「PTA会計の使途の適正確保」
 については、その通告文関連データの一部を、このブログで、明日、そのあとと掲載する予定。

 この2問とは別に、一度、担当課に話を確認して資料収集したのが今日掲載する
   市長に対する「震災がれきの受けいれは困難ではないか」 

 という課題。
 この質問については、データ収集などはお願いせず。
 テーマの趣旨からして、質問の組み立てで議論するもの。
 今日のブログで、この震災がれきの通告文を゜紹介。

 もちろん、テーマによっては、調査依頼もせず、もちろん話し合いもせずに通告、本番に臨む、という進め方をする場合もある。
 案件により、柔軟に進めるわけ。

 ともかく、今日のブログは、震災がれきの昨日のその一般質問の通告文の紹介。

 なお、今日は10時から、常任委員会の管内視察で市内の関連各所を回る。

  (関連) 2012年3月27日ブログ ⇒ ◆仙台平野でがれきを埋め立て国が防災林を整備する方針
  (関連) 2012年3月13日ブログ ⇒ ◆「がれき移動は危険」 チェルノブイリ研究者が懸念/全国講演 /地元町長「金が落ち雇用も発生」

 2問目は 6月15日ブログ ⇒ ◆一般質問の通告/消防団に対する寄付金の是非

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2012年第2回定例会・6月議会(6月12日から6月28日まで) 
 
★★一般質問  2012年6月13日に通告した一般質問の通告(1問目)の全文を掲載 

   一般質問の当日は、6月26日(火) 午後 
      
●質問-1 震災がれきの受けいれは困難ではないか   / 答弁者 市長
           印刷用 通告文 PDF 160KB

 東日本大震災に関して、復旧や再興に協力していきたいのは誰しも同じこと。
 その一つとして提案されている「がれきの広域処理」について、問題がなければ協力したいという人もいれば、いろいろな理由から断るべきという人もいる。
 各地でも、対応が分かれている。
 そこで、市民の疑問や懸念に答えがでるように、諸点について、市長の基本認識を問う。

1.「広域処理」の必要性について
 現地のがれき量は推定値でしか出ていない。5月末には木質系がれきや混合可燃物の推定量が大幅に減った。やっかいなのはコンクリートなど不燃物。
しかし、これも最近は、再興のために使い道があるといわれてきている。
「広域処理」はゼネコンや特定業者に仕事を回すためだという批判は横に置くとして、一言でいえば「広域処理が必要とされた量」が減ってきているが、市はどのように状況認識するか。
 
2.運搬やストックについて
 仮に受け入れとなった場合、がれきはどのように山県市まで運ばれるのか。その際の運搬業者は誰でもよいのか。
施設に敷地に搬入したとしてストックする場所と方法は現実的にあるのか。

3.がれきと市の焼却炉について
市の焼却炉は稼働開始したばかりだ。がれきの(1)「塩分」、(2)「泥」、(3)「形状」、(4)「混焼における発熱量の変化」などの影響はどのように予測されるか。
(5)安定運転と不可分な関係にある排出燃焼ガスの有害物質の濃度に対する懸念や影響はどのようか。

4.焼却灰の放射能(基準値)について
放射性物質は、封じ込め、拡散させないことが原則で、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきた。だから、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されている。
つまり、従来の放射性廃棄物の基準はセシウムで100ベクレル/kgで、それを超えると、一般のゴミ処理場などに廃棄することは許されていなっかたものが、震災後、8000ベクレル/kgまで、埋め立てできることと変更された。これが広域処理の基準にも転用された。
今回のがれき焼却や埋め立ては、基準をかえれば、できなかったことができることとなるという非科学的で不合理な納得しがたい政府の方針が前提になっている。
その結果として、市民や作業員の健康や環境への影響、風評被害の恐れが高まったということに他ならないと私は考えるが、市はどう考えるか。

5.焼却灰の最終処分について
特にがれきを焼却すれば、放射性物質の濃度が高まるのは当然のことで、昨年、「現地の木材を焼却した灰」でも社会問題になっている。最終処分場の寿命(=残余量)が心配されている山県市の焼却・事業について、放射性物質を含む焼却灰が最終処分場に与える影響はどのようか。

6.のちの炉の維持管理について
炉は定期的に点検・清掃・交換等が必要。がれき焼却後に生ずる問題は何が予測されるか。

7.トータルコストや契約上の問題
このように見てきたとき、焼却コストは、通常の市の一般ごみの処理コストに対して、どの程度と想定されるのか。
広域処理の経費はどこが負担するのか。
そもそも、「処理は自治体間の契約」、という構図に問題はないのか。

8.寄せられている市民の声と意思決定の方法
市は「住民の理解が得られれば検討」(報道)というが、どのように確認するのか。もし、受け入れの場合、どのようにして意思決定するのか。

9.この種の案件は性質上「100%確定した方針」というものはあり得ないのは当然として、現時点の基本的な結論として、山県市はがれき処理を受け入れるのか、受け入れないのか。
 その考えは、市民の疑問や懸念に答えるために市のHPや広報で示すべきではないか。


                               以上


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14:23 from web
山県市議会の6月定例会は昨日12日に開会。今日12時が一般質問の通告期限。11時半頃に提出。私は8番目とか。一般質問は、6月26日(火)の午後⇒◆一般質問を通告/「震災がれきの受けいれは困難ではないか」「消防団寄付金」「PTA会計」⇒bit.ly/Ljss82

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