前立腺ガンの告知を受けたのが今年2020年の2月12日。腫瘍マーカー・PSA値は「2392」。著しい高値。
その後の画像診断では、「骨転移 91」 「右鼠経リンパ転移」と出た。
今日、東京女子医大での検査で、私は 「PSA 2.82」 という値だった。
主治医は、「最初が高かったのに、よくここまで下がった・・・・」との旨。
パートナーも喜んでくれた。
私は「ゼロ」を期待していたけれど、ま、それは次回の目標にまわそう。
腫瘍マーカー・PSAの意味については、今日のブログの後半に分かりやすくまとめたページにリンクし抜粋しておくけど、
★≪PSAの高さの程度によって癌の確率がほぼ決まっており、4ng/mL前後の基準値の場合でも約30%に方に癌が発見される≫(日本泌尿器科学会)。図によれば、40ng/mL以上は100%。
というのが基本。詳しくは改めてまとめるとして・・・・
きわめて大雑把に言えば、「PSA 2.82」 だから「4」という基準以下になった。
2月からの5カ月で相当程度ガンをやっつけた、ということになる。
やったね!! と成果を大喜びしていいことは間違いない。
あとは、「去勢抵抗性前立腺がん」というガンの再燃に対する懸念。
もちろん、状況をより詳しく把握するために、主治医は、次回一か月後の診察の日に画像検査も入れてくれた。
ということで、帰りの新幹線での二人の夕食は、東京駅のデパ地下「大丸 東京店」で野菜サラダを買い、銀座のおいしいパン屋さんのパン。ありがとう。
なお、昨日7月20日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,003 訪問者数1,794」。
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●PSAとは?
東京国際大堀病院
前立腺特異抗原(PSA)は健康診断などで測定される前立腺がんの腫瘍マーカーです。
一般的にPSAが4.0 ng/ml以上の場合前立腺がんの可能性があり(年齢によって、3.5や3.0を基準とすることがあります)、泌尿器科専門医の受診が勧められます。
しかしながらPSAが高いからといって必ずしも“がん”というわけではありません
●PSAのカットオフ値は4.0ng/mlでよいのか?
・・・(以下、略)・・・前立腺がん検診では、PSAのカットオフ値、すなわち「がん」を疑い精密検査が必要と判断される基準値は4.0 ng/mlが採用されていることが多いです。4.0以上の場合に「要精密検査」と判断されます。しかしながら、この4.0という数値には昔から賛否両論があります。
よく患者さんから、PSAがたとえば4.5だった場合、ほんの少し高いだけだから大丈夫でしょ?と言われます。しかしながら、PSAが正常値に近いからと言って、前立腺がんの可能性が決して低いとは言えません。もちろんPSAが20以上の場合、前立腺がんが存在する可能性は高くなるのですが、4.5でも大きな悪性度の高い前立腺がんが見つかることもありますし、10を超えても前立腺がんが見つからない人もいます。4.0というカットオフ値は、あくまでもがんの可能性を振り分けるための便宜的な基準値です。
繰り返しますが、PSAが4未満であっても前立腺がんが存在することはあり得ます。過去の研究ではPSA が0.5 ng/ml未満の男性の6.6%、2~3 ng/mlの男性の25%、3~4の男性の約30%に前立腺癌が発見されたとの報告があります4, 5 . 確かにPSA値と前立腺がんが存在する可能性にはある程度の相関性、つまりPSAが高ければ高いほど前立腺がんが存在する可能性は上がる傾向がありますが、必ずしもそうではないことも多々あるというのが現状です。
・・・(以下、略)・・・ |
●PSAが高いと言われた 日本泌尿器科学会
PSA(ピーエスエー)とは PSAは「前立腺特異抗原、prostate-specific antigen」の略語で、前立腺の上皮細胞から分泌されるタンパクです。多くは精液中に分泌され、精液のゲル化に関係しています。ごく微量が血液中に取り込まれ、その値によって今回のように「PSAが高い」と指摘されることがしばしばあります。
健康診断、人間ドック、かかりつけの先生のところでの検査など、PSAをチェックする機会が増えています。
一般的にPSAが高い、と言われる基準値は4ng/mLとされています。
また、検診などでは若い方の場合に基準値を低く設定する場合もあります。
PSAが高い原因について
PSAが高い場合に考えられる疾患は①前立腺癌、②前立腺肥大症、③前立腺炎、などです。
また、前立腺への機械的な刺激でも軽度上昇する場合があります。
この中で、もっとも重要な疾患が前立腺癌です。
図に示すように、PSAの値が高くなるに従って、前立腺の組織を針で採取して病理所見を確認する前立腺生検によって発見される確率が高くなります。
また、同じPSAの値でも、前立腺のサイズが大きい場合には癌が発見される確率が低くなります。
さらに、PSAは血液中でさまざまなタンパク質と結合しており、一部がPSAそのものとして血液中に存在し遊離型PSAと呼ばれます。
PSA全体にしめる遊離型PSAの割合をPSAの遊離型/全体比(F/T比:エフティー比)とよんでいますが、一般的にF/T比が低い場合には癌の確率が高く、F/T比が高い場合には前立腺炎や前立腺肥大症の確率が高いとされています。
PSAが高い場合の検査について
さて、「PSAが高いと言われた」場合にはどのようにしたらよいでしょう。PSAが高くなる疾患には前立腺の癌、肥大症、炎症などがあるわけですが、図のようにそのPSAの高さの程度によって癌の確率がほぼ決まっており、4ng/mL前後の基準値の場合でも約30%に方に癌が発見されます。
まず泌尿器科専門の施設を受診していただき、精密検査がさらに必要がどうか相談することが大切です。
一般的にはPSAをもう一度測定し、値の変動があるかみることが多く、直腸診で前立腺が腫大しているかどうか・硬い部分があるかどうかなどをみます。また超音波検査で前立腺のサイズの測定や形態を観察することもあります。さらに、症状や検尿などで前立腺に炎症があるかどうかなどを判断します。こうしたことを総合的に考慮して、癌が疑われるようであれば精密検査(前立腺生検)が勧められ、肥大症や炎症が考える場合には適した治療がなされます。放置せず、一度泌尿器科の専門施設を受診されることをお勧めいたします。
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●前立腺癌の早期診断におけるPSAの有用性
福岡市医師会
前立腺癌の診断はスクリーニング検査、確定診断、そして病期診断の順に行われます(図1)
また直腸診とPSAの結果をもとに生検が行われます。
・・・(略)・・・
PSAの良いところは、癌の体積と非常に相関性が高いということです。したがって、PSA値の上がり具合を経時的・経年的に観察すれば癌の早期発見、進行程度の予測に使えます。 |
●ホルモン療法後のPSA値と「再燃」への不安
ディペックス・ジャパン
ホルモン療法を受けると、多くの場合PSA値は劇的に下がります。私たちのインタビューでもホルモン療法を受けて、値が一気に下がったという人がほとんどでした。しかしホルモン療法は、続けていると次第に効果を発揮しにくくなり、徐々にPSA値が上昇してくる場合があると言われています。これはホルモン抵抗性が生じるためで、「再燃」と呼ばれています。
進行性の前立腺がんの場合、ホルモン抵抗性はおよそ2~3年で出現すると言われていますが、必ずしも全ての人がそうなるわけではなく、個人差があるようです(「内分泌療法」を参照) 。
ホルモン療法のみを受けている人で、「いずれ薬が効きにくくなるのでは」という不安を感じている人は少なくありませんでした。また、薬だけの治療という心もとなさや、PSA値の上下に一喜一憂する日々が長く続くつらさを口にする人もいました。
一方で、不安はあるけれど、再燃したときのことは、なったときに考えればよいと話す人もいましたし、たとえ効かなくなっても、次の治療法があるから大丈夫と医師に言われて安心した(「内分泌療法」ホルモン抵抗性の問題 インタビュー22) という人もいました。
なお、2012年版の『前立腺癌診療ガイドライン』では、再燃の定義を、4週間以上あけて測定したPSA値が最低値から25%以上上昇し、上昇の幅が2.0ng/ml以上となったとき、としています。
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