今日は、自分自身の患いの治療の現況を書くつもりだったけどそれは後日にする。
そのかわりに、数日前のビックリしたニュースのこと。
★≪「調剤薬局」の倒産が過去最多、コロナで受診控えが響く(2021年1-8月)東京商工リサーチ≫
以前は、特定の薬局しか知らなかった。
けど、昨年は治療で東京の病院に通っていたので、大学病院の近くにいっぱい(「林立」と表現していいほど)ひしめく状況を初めて認識した。
個人クリニックの近くにも、漢方も含めた調剤薬局もあって、なお、興味深かった。
癌の治療薬って、結構高額な薬が多い。それに、私は、漢方薬も処方してもらっている。だから、薬局とは縁が深い。
特に、私の必須の分子標的薬「リムパーザ」なんか、薬価では月に60万円以上。保険制度がなかったら、こちらが破綻かというレベル。
それらの薬を私たちに仲介する「薬局が『破綻』」、というニュースは半ば当事者感覚の受け止め。
それで、ネットの報道などを確認しておいた。
すでに、昨年、コロナの広がりでの感染忌避のための「病院敬遠」が影響する流れとなっていたらしい。
病院やクリニックの経営に関しては、聞いていたけど、薬局が・・・という今の思い。
●あなたの「近所の薬局」が今消えそうな深刻事情 大手も個人経営も厳しい状況に立たされている/東洋経済 2020/12/02
●コロナで経営悪化…薬局も倒産!? 薬剤師の調剤報酬の減少影響か/zakzak 2020.6.7
●「調剤薬局」の倒産が過去最多、コロナで受診控えが響く(2021年1-8月)/東京商工リサーチ 2021.09.07/過去最多を大幅に更新へ/原因別 「販売不振」が7割超
●「調剤薬局」倒産件数が最多 コロナで病院受診控え/テレ朝 2021/09/07
●薬局の倒産が過去最多を更新 2021年1~8月で22件、コロナ関連倒産がさらに増加するとの予測も/日経 2021/09/10
なお、昨日9月9日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,338 訪問者数1,160」。
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●あなたの「近所の薬局」が今消えそうな深刻事情 大手も個人経営も厳しい状況に立たされている
東洋経済 2020/12/02 山﨑 友樹 : 薬剤師/株式会社カケハシ、ファーマシストパートナー
・・・(略)・・・全国に約5万9000店あると言われる薬局。その数は約5万5600店のコンビニ(2019年末、日本フランチャイズチェーン協会調べ)よりも多い状態です。そんな薬局の現場では、今何が起こっているのでしょうか。
薬局では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、患者が受診を控えたことで生じた、薬の処方日数の長期化が経営に大きな影響を及ぼしています。調剤の売上高は「処方箋枚数×処方箋単価」で算出します。処方日数が延びて受診回数が減れば、処方箋単価はあがるように見えますが、薬局に来ない分、処方箋の発行枚数は減少します。
また、薬剤師が処方箋に基づいて調剤することで得ることができる基本料や技術料も減少します。基本料や技術料は純利益の部分にあたり、薬局経営にとって死活問題となります。長期処方に耐えうるよう仕入れも増やすわけですが、利益が落ちる中で支払いを増やしているので、キャッシュフローが悪化します。
・・・(以下、略)・・・
●コロナで経営悪化…薬局も倒産!? 薬剤師の調剤報酬の減少影響か
zakzak 2020.6.7
薬局も倒産!? 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、調剤薬局の収益が大幅に落ち込み、経営が悪化したことが、日本薬剤師会の調査で分かった。
コロナ禍以降、薬の販売量自体は増えており、多くの薬局で売上高はほぼ横ばい。だが、薬剤費はもうけが少ないため、全体の収支でみるとマイナスになっている。国の事業者支援策は、売上高が減少しないと対象とならないものが多く、支援も受けられない状況だ。
・・・(略)・・・
薬剤師会は「収益が35%落ち込んだ薬局も出ている。小規模薬局はコロナ禍で倒産が相次ぐだろう」と懸念する。
●「調剤薬局」の倒産が過去最多、コロナで受診控えが響く(2021年1-8月)
東京商工リサーチ 2021.09.07
2021年1-8月の「調剤薬局」倒産は22件、過去最多を大幅に更新へ
・・・(略)・・・大手チェーンの調剤薬局や、調剤併設のドラッグストアの出店も加速し、コンビニより多い約6万店(2018年度、厚労省)もの薬局が全国でひしめき、競争は激しさを増している。・・・(略)・・・
原因別 「販売不振」が7割超
原因別では、販売不振が16件(前年同期比220.0%増)と全体の7割超を占めた。大手チェーンやドラッグストアとの競合の深刻さをうかがわせる。一方、過小資本は1件、赤字累積の既往のシワ寄せは2件にとどまり、コロナ関連の資金繰り支援で抑制されたとみられる。
負債額別 10億円以上の大型倒産も発生、約8割が負債1億円未満の小規模倒産
負債額別では、最多が1千万円以上5千万円未満で15件(構成比68.1%、前年同期比150.0%増)。続いて、1億円以上5億円未満が4件(同18.1%、同100.0%増)、5千万円以上1億円未満が2件(同9.0%、同50.0%減)、10億円以上が1件(構成比4.5%、前年同期ゼロ)だった。・・・(以下、略)・・・
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●「調剤薬局」倒産件数が最多 コロナで病院受診控え
テレ朝 2021/09/07
調剤薬局の倒産件数が過去最多となったことが分かりました。新型コロナウイルスの感染拡大で病院の受診控えが増えたことが要因とみられています。
東京商工リサーチによりますと、今年に入って8月までの調剤薬局の倒産件数は22件で、このうち新型コロナに関連した倒産が約2割を占めています。これまで最も倒産の多かった2017年の17件をすでに上回ったということです。
コロナ禍で病院の受診控えが増えたことやマスクや手洗いなどの感染対策で疾患が減少し、医師が交付する処方箋(せん)が大幅に減ったことが要因とみられています。
東京商工リサーチは今後、感染拡大の影響で、さらに倒産件数が増加すると予測しています。
●薬局の倒産が過去最多を更新 2021年1~8月で22件、コロナ関連倒産がさらに増加するとの予測も
日経 2021/09/10 黒原 由紀=日経ドラッグインフォメーション
信用調査会社の東京商工リサーチ(東京都千代田区)は2021年9月7日、21年1~8月の保険調剤薬局の倒産が22件に上り、前年同期比83.3%増となったことをリポートで公表した。これまでの年間最多件数である17年の17件を既に上回っており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響が大きいと分析している。22件のうち「コロナ関連倒産」は4件で、今後さらに増加する可能性もあるとみている。
調査は、総務省による日本標準産業分類(小分類)の「調剤薬局」を同社が抽出し、2021年1~8月の倒産を集計、分析したもの。調査を開始した04年以降で「調剤薬局」の倒産件数が最多となった17年の17件を既に上回ったとして、「2021年は30件台に到達する可能性も出てきた」と言及している。
負債総額も25億9100万円(前年同期比306.7%増)と大幅に増加。負債額別で最も多かったのは「1千万円以上5千万円未満」(15件)だったが、10億円以上の倒産が1件、1億円以上5億円未満の倒産が4件と、出店投資が膨らむ中堅の倒産増が、負債を押し上げたと分析している。
倒産の原因別では、「販売不振」が16件(前年同期比220.0%増)で7割超を占めた。COVID-19の感染拡大に伴う患者の受診控えや、感染対策が実施されたことによる感染症などの減少で処方箋枚数が大幅に減少したことなどが、要因の1つに挙げられている。また、薬価改定が2年に1度から毎年に変更されたことで、いわゆる薬価差益が圧縮されたことや、経営母体の「仕入れ力の格差」が広がっていることも、厳しい経営環境につながっているとしている。
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