高知市介良(けら)に鎮座される「式内社:朝峰(あさみね)神社」。御祭神は『木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)』。相殿に『爾爾伎之命(ににぎのみこと)、大山祇命』を奉ります。
由緒概略に「霊峰富士山の本宮、浅間神社より年代はわからねど、勧請さ れた神社で御祭神も同一なり。三代実録や延喜式名帳に所載の神社で土佐の国、延喜式内二十一社の一つなり。近古、長曽我部氏も尊信厚く 神領田五十余ケ所を寄進される。また藩主山内家祈願所八社の一つにして貞観八年 六月に、神位従五位上と歴史に歴然たり。」
拝殿の内には、『木之花咲耶姫命(このはなさくやひめ)』のレリーフが奉納され、美女神に相応しく色とりどりの花が足元を埋め尽くすように飾られています。
神域を守護されるのは阿吽共に片足をあげた安政6年(1859)未9月吉日建之の狛犬さん一対。上げた足の下には何かが居たのでしょうか?それとも単にポーズなのか・・古い時代のものだけに気になります。
【朝峯の 神瑞山に虹立てり 雅澄大人を継がざらめや】
参拝日:2013年3月21日