車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

種間寺(たねまじ) in 高知県高知市春野町

2020年06月21日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・高知県

高知市春野町秋山に境内を構える、真言宗豊山派寺院「本尾山:朱雀院(すざくいん)種間寺(たねまじ)」

「薬師如来」を本尊とし、四国八十八箇所霊場第三十四番札所。安産祈願の寺として知られています。

寺伝に「用明天皇在位の頃、四天王寺を建立するため来日した百済の仏師が帰国の際に暴風に襲われてこの地に近い秋山の港に漂着、航海の安全を祈願して薬師如来刻んで本尾山頂に安置したのが起源であるという。その後、弘仁年間に空海が巡錫し、堂宇を建立し仏師が刻んだ薬師如来を本尊として安置して開基したといい、その際に唐から持ち帰った五穀の種を境内に蒔いたことから寺号が定められたという。」

本堂外陣前に鎮座するのは、身丈100cm、全長150cm、ケヤキの寄木造の「さわり大黒」。善男善女に触られ続けたお陰か、部分的に黒光り😊

石柱門を入ると、綺麗に整えられた庭木の向こう、一段と高い位置に鐘楼が聳え、手前には句碑が建立。

【浪音の どすんどっすん 浜木綿 川田朴子】

2018年の高知の旅では、最初の神仏との出会いの場所となる「種間寺:大師堂」。今日からの旅の無事を願って、いつもより少しだけ・・念入りにお参りさせていただきました🙏🙏。

【道はるかなれど歩まし沙羅の花 つつじ燃ゆ 浮世の嘆き知らぬ気に】長谷寺化主

鐘楼の近くに奉られていた石仏様、その前に並べて奉納されていた石碑には「猫」と思われる姿が刻まれています。昔、猫はお金持ちの家で飼われるのが普通。鼠の害に悩む養蚕家にとっては死活問題ですが、かといって猫を飼う余裕も無い・・そこで猫の絵を壁に貼って呪いとした・・この石に刻まれた猫もそのような経緯があったのかもしれません。

ご詠歌【世の中にまける五穀(ごこく)のたねまでら 深き如来の大悲(たいひ)なりけり】

参拝日:2018年6月14日

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