浦戸湾口の龍頭岬と龍王岬の間、弓状に広がり「月の名所」と詠われた「桂浜」。海浜一帯は「桂浜公園」として整備され、多くの観光客で賑わっています。
特に人気の撮影スポットが、龍頭岬に建つ「龍馬像」。昭和3年(1928)に地元の成年有志によって建立、台座を入れると高さは13m超。記念写真を撮る時は、ずっと手前に立つとツーショットが取れるよと、団体さん専用のカメラマンさんが教えてくれました😄 😃
砂浜に立ち、絶え間なく繰り返される波の動きを見ていると、大切に胸の中にしまいこんできた種々の記憶や思い出がない交ぜに蘇ってきて、思わず泣き出しそうに・・・鬼籍の人となった父母とこの浜に立ったのは、あれは何時だったのか・・
【海底に 珊瑚花咲く 鯊(はぜ)を釣る】高浜虚子
桂浜の近く、戦国大名:長宗我部氏の浦戸城跡に建つ地上2階地下2階の「坂本龍馬記念館」。土佐に生まれた幕末の志士・坂本龍馬に関する資料を収集・展示し、近代日本の黎明に生涯を捧げた龍馬の業績を顕彰するため、1991年11月に開館。
「海援隊約規(真物)」、「姉乙女宛手紙(真物)」、「陸奥宗光宛手紙(真物)」等々・・龍馬ファンならずとも、当時の歴史ファンには垂涎物のあれこれですが、一番衝撃的だった展示は、龍馬が寺田屋事件で使用したと同型の拳銃「スミス&ウェッソン」。思わず「本物だよ・・」と声を潜めてしまう小心者の二人😓😓
記念館の屋上からは、雄大な太平洋と、美しい桂浜の砂浜が一望でき、それはまるで絵葉書のように美しい光景。龍馬さんが立っているのはどの辺りだろう?
高知市上町一丁目に、昭和27年(1952)に再建された三代目の「坂本龍馬誕生地の碑」。天保6年(1835)11月15日、土佐郷士:坂本八平直足の次男として誕生。類まれなる行動力で数々の功績を残しながらも、慶応3年(1867)11月15日、京都近江屋で凶刃に倒れました。
中岡慎太郎と共に、薩摩連合を実現させ、大政奉還の成立に尽力するなど、志士として新しい時代を築いた「坂本龍馬」。ベンチに座ってゆっくりと龍馬に思いを馳せてみるのもまた一興😊
龍馬が思い描いた日本国になれたのかどうか・・・遠くの友に旅の便りを出すのなら、ぜひこのポストから!
流石は龍馬の生まれ育った町、通りすがりの街角の郵便局にも、龍馬さんの姿がありました。
訪問日:2013年3月21日&2018年6月16日