さぬき市津田町に鎮座される「石清水神社」。御祭神は『誉田別命(ほんだわけのみこと)、息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)、玉姫命(たまひめのみこと)』
由緒「 承平6年(936)8月、多和郷の産土神として神野の地に創祀した、天暦4年(950)3月、山城国石清水八幡宮の分霊を勧請したとか、 承和元年(834)、宇佐八幡より奉遷勧請したともいわれているが、どれも定説ではない。一説には、安富肥前守盛方が雨滝城鬼門 守護のため、宇佐八幡を勧請して建てたとの説もある。 天正11年(1583)、兵火にかかって社殿焼失したが、文禄元年(1592)8月再建。慶長年間干ばつが続き境内地を含めて新池築造のため、 慶長5年に現在地に遷座した。明治4年、それまで津田八幡宮と称してきたのを石清水神社と改称した。」
両側に濃い緑の影を落とす松並木の参道を進むと、随身門。内にはそれぞれ随身様が座しておられ、神域を守護されています。
たまに、どっちが右大臣でどっちが左大臣なの?と聞かれるのですが、お若い方が右大臣だと覚えておくと分かりやすいと答えています(たまに顔の判別が出来なくなった古い随身様もいますが・・)
年齢的なものも当然ありますが、位はもちろん左大臣の方が上です。
随身門の前より神域を守護されるのは、安永4年(1775年)吉日建立の狛犬さん一対。 ちなみに大きな声では言えませんが😅、阿形さんは立派な男(おのこ)です。
津田石清水神社は、夏至の時に登る日の出の方角を向いて建てられているといいます。随身門から真っ直ぐに続く参道、その先に東向きの拝殿。
拝殿前より神域を守護されるのは、明治時代の奉納と言われる、四国では珍しい日本狼を模した狛犬さん一対。精悍な顔立ちながら、どこかすっきりと整って見えるのは、「日本」という名を持つものへの贔屓ゆえかもしれません。
随身門と拝殿の中間あたり、参道両脇より神域を守護されるのは大正元年(1912年)吉日建立の狛犬さん。例の某国量産型💦ではないのに、個人的な趣味に走るご亭主殿に無視されてしまった「本家・岡崎型」の一対。
境内に奉納された御神馬、腹掛けには神社の御神紋「三つ巴」。
そのすぐ近くに神馬舎があり、そちらに奉納されているのは・・たてがみが角のようにも見える黒馬。顔からのアップ故、体に比して顔のみが大きく見えていますが、実際にはスラリとした美しい姿です。
「境内社:加賀神社」他、幾つかの境内社が祭られていますが、細かく画像に残さなかった為、個々の詳細は不明。
参拝日:2018年6月19日