車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

旧司祭館 in 長野県松本市開智

2022年08月04日 10時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・長野県

「旧開智学校」の二階から見えた薄いブルーの建物。今日はその「旧司祭館」の紹介です。

「旧司祭館は、明治22年(1889)にフランス人のオーギュスタン・クレマン神父により、松本城のすぐ北側に建設された西洋館です。以後、100年近くにわたり松本カトリック教会の宣教師たちの住居として使用されました。1989年に松本市へ寄付され、現在地へ移築復元。2005年には、旧松本カトリック教会司祭館として長野県宝に指定されました。」旧開智学校HPより

建物は、アメリカ開拓時代の船大工の技法を残す、アーリー・アメリカン様式の特徴を備えたもの。同じようなアングルばかりになるのは、立地の所為も数%はありますが、大方は私たちの腕の悪さゆえ😅

こちらは無料で内部見学ができるという事で、早速見学させていただく事にしました。下見板張りの西洋館の玄関ポーチ、似通った建物はいくつも見てきましたが、何処で見ても憧れるスタイルです。

壁側一面に設けられたガラス窓。1・2階に造られたベランダは太陽の恵みを最大限享受できるように設計され、白と淡いモスグリーンを基調とした室内も、いかにもカトリック宣教師らしい佇まい。

信州の冬の寒さが予想以上に厳しかった事を証明するかのように、各部屋ごとに備え付けられた暖炉。

さり気ない場所に、さり気なく凝ったデザインが使われる・・・この階段の手すりもその好例です。

壁に飾られていた「旧司祭館」のスケッチ。そう言えばこの建物は「純西洋館」なんですよね。西洋館に純が付くのかって疑問だったのですが、調べてみると「開国から第二次世界大戦までの時代に、日本で建設された、西洋の建築様式を用いた建物。主として住宅を指す。」と書かれていて、ちょっと目からウロコ(笑)。

旧司祭館の二階から見る旧開智学校。はるか向こうに広がるのはアルプスの山並み。その美しさに改めて感動した私がいます。

訪問日:2010年10月16日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする