山口市上堅小路に鎮座される「八坂神社」。御祭神は『素戔嗚尊・稲田姫命・手名槌命・足名槌命』
「応安3年(1370)、大内弘世が京都より勧請。はじめ社殿は竪小路に建立されたが、さらに水の上に社地が変えられた。永正16年(1519)に大内義興が大神宮を高峰山麓に建立した際、本社もその地に移し、社殿を新築。 江戸時代末期に毛利氏によりこの地に還座。本殿は三間社流造りで、屋根は桧皮葺き。本殿の周囲に配された一三個の蟇股は珍稀な図柄とともに室町時代の特色をよくあらわす。」境内由緒書より。
国指定重要有形文化財の本殿は三間社流造りで、桁行4.67m、梁間4.69m、屋根は桧皮葺。永正17年(1520)に大内義興が山口大神宮境内に再建し、明治元年(1868)この地に移築。
毎年七月に行われる祇園祭の様子が描かれた絵馬。向かって右下には「鷺舞」も見られます。
大内教弘が築いた別邸跡地に鎮座される境内社:「築山(つきやま)神社」。御祭神は『大内義隆公』。相殿に『徳川家康公』、『大内義尊公並びに大内氏諸公卿諸士28人』を配祀。
創建は不詳「大内義隆公を祀る宝現霊社と、氷上山興隆寺の境内に勧請された東照宮があり、明治3年に現在地に遷座し合祀されたとする。」
本殿は総檜造りで桁行三間、梁間二間、入母屋造、拝殿は桁行三間、梁間二間、入母屋造、向拝一間、向唐破風造で、共に市指定有形文化財。
一面の黄色、鮮やかな銀杏の絨毯の上に、散りあぐねた銀杏がハラハラと舞い落ちる・・
「筝曲組歌発祥之地碑」「天文年間(1532-1555)、大内義隆が催した詩歌管弦の席で、都の殿上人が一首ずつ歌を作り、箏で弾き歌いしたことが箏の組歌の起源と伝えられる。 昭和40年(1965)、組歌発祥450年を記念して建立された。」山口市公式HPより
境内社「祇園稲荷神社」
参拝日:2017年11月12日