山口市滝町にある「山口県政資料館」、大正2年(1913)に起工し、大正5年(1916)に完工した「旧山口県会議事堂」。
旧県会議事堂は中央屋根に、先端が半球形、下部を直方体とした塔屋が配されているところが特徴的。
玄関ホールは、全体的にアーチで構成され、華やかな印象を与える空間となっています。
「旧県庁舎に東南面して並置され、横長の正面棟の中央前面に車寄せを突出させ、背面に議場を張り出して配置。煉瓦造2階建で、要所に花崗岩を用いる他は、横目地を入れたモルタル塗である。。屋根は正面中央を一段高い寄棟造とし、その上に頂部をドームとした方形平面の塔屋をのせる。要所にドーマーウィンドウを設けている。」公式HPより
正面棟1階に用意された議員控室、公衆控室・・控室なのに豪華すぎる😅
漆喰のランプ掛けに鈴のようなデザインのシャンデリアが・・なんか良い!!😍
窓に掛けられたカーテンの重厚かつロマンチックさに思わず目が~💗
議場は1階南側中央壇上に議長席と演壇を設け、左右に説明員席、その前方に扇形に議員席が配されています。
挙手をし議長に質問する、(自称)妙齢のtibineko議員(^_^;)\(・_・) オイ
「自衛隊をきちんと憲法に位置づけ、「自衛隊違憲論」は解消すべきと思いますが議長はどのようにお考えでしょうか!!」・・おや、tibineko議員の鋭い質問に議長はどうやら雲隠れ😄。
二階には議長・副議長室、知事室、参事会場などを置き、周囲三方は新聞記者席、公衆傍聴席のギャラリー。
柱間ごとに取り付けられた美しいひだ飾り
ランプ掛けが無いだけで、ガラリと表情を変えるシャンデリア・・これはどこにあったかな・・?画像に残したすべての情景と場所をちゃんと覚えていた筈なのに、いつの間にか思い出せない場所が増えている・・
記憶というものはよほど確かな裏付けがない限り、日を追って朧になっていくもの。悔しいけれどそれは人間の自然の摂理なのかもしれません。きっと忘れて行く事で、老いていく今を生きていけるのかもしれない・・
「旧山口県庁舎&旧山口県会議事堂」。西洋の近代的な建築様式と伝統的な和様式が融合した大正建築の粋を集めた貴重な建築物として、昭和59年12月28日、国重要文化財に指定されました。
訪問日:2012年11月11日