車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

粟津稲生(あわずいなり)神社 in 島根県出雲市平野町

2018年05月14日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・島根県

出雲市平野町に鎮座される「粟津稲生(あわずいなり)神社」。御祭神は『倉稻魂神(うかのみたまのかみ)・稚産霊神(わくむすびのかみ)・有気持神(うけもちのかみ)』。
一般的には「稲荷神社」と表記されますが、こちらは全国でも20数社のみに見られる「稲生」の字が当てられています。

一畑電車・高浜駅と遙堪駅の間にあり、朱塗りの鳥居20基が続く参道を・・・何と!線路が横切っています!?(゚〇゚;)

由緒は不詳「京都の「伏見稲荷神社」の分社として勧請・創立と伝わるが、古記の流失により年代は定かではない。現存の記録では貞享4年(1687)の文書に《八幡宮(大土神社)の末社 粟津村に若宮の神社御座候》とあるのが最も古く、宝暦9年に「稲生大明神社 旧号若宮社」の記録がある。」

出雲の神社に来たことを実感させてくれる極太の注連縄。

鳥居と拝殿の間にあって神域を守護されるのは、穏やかに年を重ねた風格の素敵な神狐さん一対。 体のあちこちに剥落は見られますが、本当に優しい表情。

【現在のご本殿は文政三年の造営に成るもので、春日作変態。小社殿ではあるが総欅材の優れた建築である。平成元年の遷宮を機に、従来の杮葺を銅版葺きに改めた】 境内案内より

拝殿左右より神域を守護されるのは、時代を経たように見えますが、実はまだお若い出雲丹後型の狛犬さん一対。 狛犬さんが置かれていた場所の足場が悪く、同じ方向の画像(^^;)

境内の一隅に奉納された沢山の神狐たち。画像にはありませんが、左右の羽目板の段にも、小さいお狐様が隙間なく奉納さられています。

「大正十二年十一月十日 遷宮記念碑」。境内一角に建立されていた「社日碑」。

境内入り口の玉垣に刻まれた奉納者名の「一畑電鉄会社」。参拝を終えて帰りかけたとき、後ろで踏み切りの警報が鳴り始めました。

こんな珍しい状況の電車が見られる!!こんな幸運に巡りあえるなんて、早速の「粟津稲生神社」の御利益(〃∇〃) 急いで踏み切りを超えて反対側に走り、二人がかりでシャッターチャンスを狙ったのですが・・ 狙いすぎたご亭主殿は、電車のスピードに間に合わず(笑)、撮れたのはこの一枚だけ。

去ってゆく一畑電車を見送る二人(笑)

参拝日:2011年5月17日

 


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2 コメント

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一畑電鉄健在 ! (onecat01)
2023-10-13 18:22:26
 tibinekoさん。

 魔法の箱のように、貴方のブログからは何でも飛び出すのですね。一畑電鉄がまだ健在とは、驚きました。

 今は元気な黄色で、複数両繋がっているのですね。なにしろ私の思い出は、高校の入学祝いに家族で出雲大社にお参りした時のものです。63年前になります。

 一畑電鉄には小さな支線がたくさんあり、母の妹である叔母が山間の村に住んでいました。その時の車両の色は、ダークグリーンでした。一畑電鉄健在の写真を、楽しく見せていただきました。

 のどかないい景色ですね。tononeko殿に、よろしくお伝えください。
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一畑電鉄の駅 (tibineko)
2023-10-13 23:28:35
ダークグリーンの車両では無いですが、
出雲大社駅には「デハニ50形電車」が保存展示されています。
日本最古級の電車だそうで、
映画【RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語】にも登場します。
https://blog.goo.ne.jp/tibinekosan/e/78aa66e75184a355758aa055ac7cccfc

山間の村・・もしかしたら訪問してるかもしれませんね
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