小松市那谷町シ1番地外12筆合併地に鎮座される「若宮白山神社」。御祭神は『菊理姫神(くくりひめのかみ)』。別名を『白山比咩神』とし、仏教では『十一面観世音菩薩』を本地仏とします。
由緒「勧請の年月は不詳であるが、もと白山社と称し字ル148番甲地山坂にあった。明治15年3月24日現社名に改める。同26年6月30日現在の地に移した。現在の拝殿は、昭和61年に新築造営した。本殿幣殿は大正14年に新築した。境内は国宝那谷寺に隣接し、近年他の町の人々が多く参詣されるようになった。明治39年12月神饌幣帛料供進神社に指定された。」石川県神社庁HPより「那谷寺」の境内に鎮座されている為、拝観料を払わなければ参拝できない・・・別な意味で難易度の高い神社(^^;)
参道途中より神域を守護されるのは、独特の風貌が懐かしくも思える出雲系の狛犬さん。 吽形は、前脚の間に可愛らしく遊ぶ子狛をおき、向かい合う阿形は優しい笑みで相方とその仔を見守ります。
心地よく引き締まった空気の中、真っ直ぐに進み千鳥破風唐破風:入母屋造りの拝殿。後方は深い木々に覆われており、本殿の様子を見せて頂くには難易度高く断念。
拝殿前より神域を守護されるのは、明治32年(1899)4月建立の狛犬さん一対。ちょっと異星人っぽい顔立ち。 場所的なものなのか阿形さんの体には赤っぽい何かが付着。花粉にしては払っても落ちる様子もなく、石の奥深くまでしみこんでいる感じ・・もしかしたら何か菌類のたぐいかも。
「境内社:金刀比羅社」。社殿前より神域を守護される小さな狛犬さん一対。
みればこの狛犬さんの顎から胸にかけても、先のと同じ様な嫌な赤色・・・こちらは阿吽とも、さらに台座にもおよんでおり、まるで自然界の何かが悪戯でもしたような・・・
この美しい騎馬像は、やはり境内の中にあったものですが、何方の像なのでしょう? 若宮白山神社の騎馬像でいくつか探してみましたが、該当するものがありません。できればこれにも説明を・・以下略。
社寺の参拝を終えて駐車場に向かう際「戦没者慰霊塔」碑を見つけました。 北海道開拓で名を成した『坂本竹次郎』が、郷里の那谷小学校に寄付した元「奉安殿」。「奉安殿」とは戦前に天皇・皇后両陛下の御真影や教育勅語を納めていた建物のこと。今は何も残されていないだろうと思いながらも・・揃って手を合わせて拝礼。
参拝日:2015年10月22日
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