車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

日野(ひの)神社 in 三重県四日市市西日野町

2017年01月25日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・三重県

三重県四日市市西日野町に鎮座される「日野(ひの)神社」、御祭神は『伊邪那岐命・速玉之男命・予母都事解之男命(よもつことさかのをのみこと)』

「創建不詳。往古熊野三山よりの勧請を起源にして、明細に本宮・新宮・那智と記載され、創紀当初は熊野三照権現と称す。伊勢安国寺又同境内に在ったが、天正年間兵火にあい建造物は焼失。棟札に慶長二年(1597)有、江戸期再建。明治40年、近隣の無各社八社を合祀、日野神社と改称。」境内由緒より

御本殿

御本殿玉垣内より神域を守護されるのは、出雲丹後系の狛犬さん一対。来待石と言う素材は細工がしやすい分、堅牢さに欠けるという欠点があります。阿形さんのお顔はすでに表情を無くしている為、後姿の紹介です。

瓦材と思われる狛犬さん一対。大人しめの吽形さんに対して、まるで雄たけびを上げているかのような阿形さん。瓦材ゆえの自由さがこんな不思議な一対を生み出したのかも。

阿形さんの前足の間に隠れていた仔狛さん。その仕草は、やはり仔狛独特の愛らしさ。

拝殿玉垣よりご神域を守護される狛犬さん。実際には一対ですが撮影には適さない位置にあり吽形さんのみ。

「拝殿」

拝殿内より神域を守護される神殿狛犬さん一対。獅子のような毛並みと、真っ白い歯が薄暗い社殿内にひときわ鮮やか。

拝殿前左右より神域を守護されるのは、昭和十六年三月「初老記念」の奉納。鈴昭和と呼ばれる招魂タイプの狛犬さん一対。

境内社「日野榮稲荷神社」

社殿左右より神域を守護される二対の神狐さん。

境内社「金毘羅神社」

拝殿前左右より神域を守護されるのは。昭和十九年三月 「初老記念」奉納の招魂社系狛犬さん一対。真横に向けられた吽形さんの引き締まった顔が・・良い (〃v〃)

摂社「山祇社」。御祭神は『大山積大神』

1993年5月24日、この地に鎮座。

「皇大神宮遥拝所」  「明治神宮遥拝所」

「靖国神社遥拝所」

これまでずいぶんと沢山の留め蓋瓦の獅子を拝見してきましたが・・これほどユニークな獅子さんは、滅多にお目にかかれるものではありません。膝頭を噛む獅子・・・一体何が有ったのかと問いかけたくなる秀逸さ。

獅子と言うにはあまりにも穏やかで可愛らしい笑顔。本殿玉垣内の瓦材狛犬さんもそうですが、こんなに素敵な細工瓦にお目にかかれて幸せです。

参拝日:2011年4月10日

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御神名一口メモ

速玉之男命(はやたまおのみこと)』、黄泉平坂で伊邪那岐が伊邪那美に別離宣言をした際に吐いた唾から生まれた神。

『予母都事解之男命(よもつことさかのをみこと)』、黄泉平坂の地を掃きはらった際に生まれた神。


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