三重県四日市市日永に鎮座される「大宮神明社」、御祭神は『天照大神』。配祀『天手力男命・栲幡千千姫命・市杵島比売命・田心毘売命・高津比売命・品陀和気命・大山津見命・弥都波能売命』。
由緒「創祀不詳、礼伝によると第11代垂仁天皇の御代、皇大神宮が 伊勢にお遷りになる時に岡山の庄陵地に一時お留りになったと伝え、この地に皇大神宮を勧請したのが創祀と考えられる。 永禄五年(1562)に舟付け明神として祀っていた神明社が焼失。東海道の傍らに遷座されたのが大宮神明社である。 江戸時代には神戸藩主本多家の崇敬をうけ、また神祇管領長上吉田家の参拝も数次にわたっている。明治40年に天白社、八幡社を合祀、明治41年には五社を合祀。」公式HPより
一の鳥居奥左右より神域を守護されるのは、鼻の下のちょび髭がとってもダンディな(笑)大正6年建立の狛犬さん一対。台座から落っこちそうな前足も愛嬌があります。
鬱蒼と濃い影を落とす参道
「神明造の御本殿」
「拝殿」
拝殿屋根の留め蓋には、高く足を蹴上げる飾り瓦の獅子一対。
摂社「二柱大神社」。御祭神は『大巳貴命・少彦名命』。一名「永宮神社」とも称されます。
「二柱大神社」前より神域を守護されるのは、岡崎型狛犬さん一対。独特の口元が、昨日紹介した「鵜森神社」の狛犬さんとよく似ておいでなのは、もしかしたら同じ石工さんが生み出されたものかもしれませんね。
朱塗りの鳥居が美しい「摂社:稲荷社」。
社殿前より神域を守護される神狐さん一対。建立年は不明ですがそれなりの時代を経ているように見えます。
境内摂社「天神社」
「皇大神宮遥拝所」 摂社「山神社」
大木の根元に、摂社「靖国社」
迫力がありすぎる手水舎の吐水龍。今にも柄杓を一飲みにしてしまいそうで、手を出すのが躊躇われます(^^;)
参拝日:2011年4月10日
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御神名一口メモ
天手力男命(てじからおのみこと)、天照大神が隠れた天の岩屋の戸を手で開けた大力を有し、天孫降臨に従った神。
栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)、造化三神の一柱『高木神』の娘。『天忍穂耳命』の妻で、『天火明命』・『邇邇芸命』の母神。
市杵島比売命・田心毘売命(たこりひめのみこと)・高津比売命(たかづひめのみこと)、「宗像三女神」。記紀に於いて天照と素戔嗚の誓約で生まれた女神。宗像大神(むなかたのおおかみ)、道主貴(みちぬしのむち)とも呼ばれ、あらゆる「道」の最高神として航海の安全や交通安全などを祈願する神。
弥都波能売命(みつはのめのみこと)、神生みの終わりに生まれた、火を鎮める水神にして豊穣をもたらす農耕神。
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