庭園側に設けられた鳥居、今日は祭礼が有るので真榊と紙垂が飾られています。
紋幕が下げられた社務所。華やいだ明かりの中に立ち動く人の気配・・お祭りの夜というのはどうしてこんなに心をワクワクさせるのでしょう。
今日は例大祭と言う事で、特別に小野神社資料館の神宝等が公開されています。思いがけない幸運に大喜びの二人。しかも、恐る恐る訪ねた写真撮影も「構いませんよ」と嬉しいお言葉。とは言え大切な神宝、フラッシュをたくのは気が引けるので、精いっぱいの高感度でコンデジ君に頑張って貰いました。
ショーケースに納められた種々の神宝。一番のお気に入りは「唐猫(狛犬)」さん。
説明では「狛犬はもともと社殿の屋根についていたものが下に降りて、さらに前に出て、現在の位置になった。」とあります。そう、これ狛犬の原型なんですね。
「狐面。製作年代推定室町時代後半 桧材・一本のくり抜。かって本社の祭事に用いられた舞楽面の一つと推定される」・・ショーケース越しに見るお顔は穏やかで優しいのですが、夜の境内で出会ったら間違いなく叫びます😱
手を合わせる人、首をかしげる人、腕組みをする人・・三者三様の姿ですが、説明を残し忘れたため詳細は不明。
謎の人物像😅 同じく詳細は不明。
「銅造千手観音坐像御正体残闕 市の有形文化財に指定されている小さな仏像です。神仏習合時代の小野神社・矢彦神社の祭祀に関わるとされる仏像で、鎌倉時代の作とされます。」
見事な流線を見せる「石槌(石棒)」。古代の剣の一種であったとも言われますがその実態は謎だそうです。
「小野神社の「鐸鉾(さなぎほこ)」は、古くから祭事に使われたとの言い伝えがある。鉾には十二個の鉄鐸が結び付けられ さらに、麻幣がふさふさと結び付けてあり、七年目毎に行われ る御柱祭に一かけずつの麻幣を結ぶ習わしである。この鐸鉾が どのような祭事に使われたかは不明であるが、麻緒が多数取り 付けられており、しかもその古いものはぼろぼろに崩れるほど になっているところから、おそらく一定の祭儀に用いられたこ とが推定される。」境内案内より
資料館の展示は多岐にわたり、いずれも興味深い物ばかり。本当はもっと子細に見て回りたかったけれど、口惜しいかな、時間がたりません。記念写真に気軽に応じて下さった責任者の方、改めて心からお礼申し上げます。
気になっていた境内のあれこれ、6年を経ての参拝で改めて画像に残す事ができました。「本殿に向かって左方に藤池と呼ばれる御手洗池があり、そのかたわらの玉垣内に「御鉾様(おぼこさま)」といわれる石があり、神聖の場として足を踏み入れてはならない磐座となっている。この石は方形で中央に孔があいているが、おそらくこの石に鉾を立て、祭儀のとき神霊を招き降ろした重要な磐座であり、この祭儀に神の依り代として使用した神器ではないかと考えられている。」(境内案内)
画像左「明治天皇 寶物天覧記念碑」。画像右は「頌徳碑」ですが詳細は不明。
参道の小川に架かる「下馬の橋」。案内には「小野神社前の道路が川島川を渡る折に架かっていた石橋で神社参拝などの藩主などもここで馬を下りたといわれている。」
明日は小野神社と同じ境内に鎮座される「弥彦神社」の紹介です。
参拝日:2010年10月3日&2016年4月26日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます