車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

三朝温泉・足湯巡り in 鳥取県三朝町

2017年05月22日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・鳥取県

世界でも有数の放射能泉を湧出し「療養泉」として世界的にも評価の高い「三朝温泉」。そんなすごい「三朝温泉」を無料で体験できるのが、温泉街に設けられた4つの足湯。今夜は「株湯」に入浴の予定ですが、それはそれ、これはこれ(^^;) 。「河原の湯」は、河原露天風呂の側にありますが、雨だし、屋根もないので上から指をくわえて見るだけ(笑)

三徳川沿いに少し後戻りすると、足湯のある歩道橋「かじか橋」があります。観光案内では桜のスポットと紹介されていますが・・確かに既に葉桜に近い桜が数本(^^;)

「かじか橋」の中央に設けられた足湯「かじかの湯」。横風には対応できませんが屋根付。貸し切り状態の足湯でのんびりと寛ぐ一時は、まさに至福(笑)

「かじかの湯」から眺める「三徳川」、雨にかすむ両岸の山々はまるで古い絵葉書のように美しく、不思議な郷愁に誘われます。

かじかの湯を後に、対岸の道を辿れば、小高い丘に香華も瑞々しく奉られる「大橋の石佛」。中央に「阿弥陀如来佛」左右に「弘法大師」と「水子地蔵」。二人揃って手を合わせ、知り人の無事、旅の無事を願いましょう。

さぁ、三朝温泉街へ戻って待望の(笑)町歩き。下駄ばきでのそぞろ歩きを想定している所為か、温泉街の道は雨の日でも比較的歩きやすい。更にコース案内も随所に設けられていて、道に迷う事もない(^^♪

可愛い童の像。台座に刻まれた道祖神。後方にある大石には誰かの句が刻まれています。

そぞろ歩く温泉街の一角に、屋根付きの足湯と小さいながらも立派なお堂が見えてきました。

この世における衆生の疾病を治癒し寿命を延べ、災禍を消去し、瑠璃光を以て衆生の病苦を救うとされる「薬師如来」。無明の病を直す法薬を与える医薬の仏として多くの信仰を集めています。

八百余年の昔から途絶える事なく湧き出るラジウム温泉が、諸病に効験あらたかである事に感謝し、温泉街の中心地に堂を設け、誰もがその恩恵にあずかれるようにと作られた「薬師の湯」。

三朝温泉:四つの足湯。最後は三朝温泉発祥の地として有名な「株湯」。

足湯の横には「三朝温泉の白狼伝説」を題材にした、狼と武士の像が建立されています。

それは平安時代の長寛2年(1164)のこと、『源義朝』の家来であった『大久保左馬之祐(さまのすけ)』は、主家の再興祈願のために「三徳山」へ参詣に出向き、そこで一匹の老いた白狼に出会いました。思わず手にした弓で射ようとしますが、参拝の前の殺生はならぬ事と思いとどまり、見逃します。

その夜夢枕に立たれた「妙見大菩薩」は、白狼を助けてくれた礼にと、左馬之祐に源泉の在処を告げました。

お告げの通り、白狼がいた楠の根株の下からはお湯が湧き出ており、病に効く「救いのお湯」として村人達に伝わったとか。この湯が元湯の株湯で、今でも公衆浴場「株湯」として残されています。株湯は三朝温泉発祥の地として貴重な事から、2010年に「三朝町指定史跡」に指定されました。

あこがれの三朝温泉発祥の「株湯」。ゆったりと寛いで旅の醍醐味を味わうつもりだったのですが・・・これが驚くほど高温で、とてものんびりとお湯に浸かるなんて状況ではありません(-"-)

温泉でご一緒した地元の人いわく・・「熱いと長居しないから、客の回転が速い」だそうです(^^;) 

撮影日:2012年4月20日

 


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