明治から近代にかけて・・・歴史好きには絶対に外せない場所が松山にはあります。日露戦争において、圧倒的な国力の違いを跳ね返し、日本を勝利へと導いた秋山兄弟。 某TV局のスペシャルドラマとして、多くの歴史好きを誕生させた「坂の上の雲」。その物語の主人公となったあの秋山兄弟の生家があるという事で訪ねてみました。
入口から見えた兄弟の銅像、馬上に姿勢を正すのは「日本騎兵の父」と云われた「兄:秋山好古(よしふる)」
陸軍騎兵学校参観に来日したフランス軍人に「秋山好古の生涯の意味は、満州の野で世界最強の騎兵集団を破るというただ一点に尽きている」と賞された人です。
端正な横顔の胸像は、連合艦隊参謀として日本海海戦に大きく関わり、「東郷平八郎」より「智謀如湧」(ちぼうわくがごとし)」と作戦立案能力を評価された「弟:秋山真之」。
日本海海戦出撃の際の報告電報の一節である「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」。ドラマでは特にクローズアップされた場面です。
生家そのものは復元と言うこともあり、外観だけで満足😊。
その秋山兄弟と、秋山真之の親友でも会った「正岡子規」。こんなキャラになって松山ロープウェー駅舎の前で三人仲良く愛想を振りまいています。
日本の近代文学に多大な影響を及ぼし、明治を代表する文学者「正岡子規」。松山市内では色々な場所で子規の句碑を目にすることができます。
【夏の月 提灯多き ちまた哉】【石手寺へ まはれば春の 日暮れたり】
【秋風や 高井のていれぎ 三津の鯛】【正月や 橙投げる 屋敷町】
で上記三人の隣にはこんな面々がいたのですが、勿論誰だかわかりますよね。「うらなり・山あらし・たぬき」
「坊ちゃん・マドンナ・赤シャツ」と並べば・・そう「夏目漱石」が生み出した松山の永久不滅キャラ😆
ちなみに坊ちゃんとマドンナのツーショット、松山の観光地では定番ですが、小説の中では「マドンナ」は「うらなり」の婚約者で、坊ちゃんとは言葉も交わしていないのです。それが何故かこうなって
・・・さらにこんな風になって・・・
なんと、道後温泉本館の振鷺閣をモチーフにつくられた、華やかなからくり時計の登場人物になってしまいました。文字盤が動いてマドンナが、横の戸からは赤シャツに野だいこ、うらなりもいます。
せり上がってきた階で騒いでいるのは、ヤマアラシと、生意気な生徒たち😆
大好きなばあやを連れて坊ちゃんが登場したところで、からくりはクライマックス。一番下には、道後温泉を楽しむ湯治客。陽気な鼻歌が聞こえてきそう。
からくり時計のビフォーアフター。ここは足湯が側にある事も有り、結構な数の観光客を集める人気のスポットです。
そして大団円😃 いや、ケンカするのも仲が良い証拠(多分)、みんな揃ってハッピー♪・・・って、若干一名、関係者以外の怪しい人物が・・😲
訪問日:2011年6月12日&2013年3月28日
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