車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

一宮(いっく)神社 in 愛媛県新居浜市一宮町

2021年01月06日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・愛媛県

新居浜市一宮町に鎮座される「一宮神社(いっくじんじゃ)」。御祭神は『大山積神(おほやまつみのかみ)、大雷神(いかづちのかみ)、高龗神(たかおかみのかみ)』。

由緒「大山積神は往古からの鎮座であって、雷神、高?神は和銅2年8月大三島から奉遷し、爾来、郡一の宮と崇められた。 社伝に依ると嵯峨天皇の勅願所であり、西条藩主松平公の祈願所六社のうちの一社であり、初代藩主頼純公は、寛文10年11月社領高二石を奉献、元禄7年には数度にわたって神供料を献納 し、毎年9月18日を定例にして、直参、代参を立てられた。長州毛利公も年々代参を立てられ、元和5年には長州に本社を勧請、分祀した。 社殿は推古天皇の御宇に伊予皇子の裔越智益躬が造営し、建武年中河野九郎左衛門尉、観応年中河野対馬入道、明徳年中金子氏等の造営があり、元和6年には長州毛利長門守、松山加藤左馬頭が協同で社殿を建立、宝永元年11月西条藩主頼純公が寄進し、翌年8月現在の本殿を完成した。伊与八幡神社(境内神社) 延久年中に、伊予守源頼義が、四国に四十八社の八幡を建立したうちの一社である。 毛利元就、特に崇敬し、慶長年中萩に分霊を勧請して伊与八幡宮と称した。 江戸高輪邸にも奉斎して代々信仰した。安産の神として婦人の信仰が厚い。」公式HPより

一の鳥居から二の鳥居へ、参道の傍らより神域を守護されるのは、とても人(獅子)の良さそうな穏やかな顔の狛犬さん一対。でもニコニコばかりではダメだと、吽形さんは眉をしかめています。

毎年秋の新居浜太鼓祭りでは、この随神門から高さ約5.4mの太鼓台が通過して宮入が行なわれます。その為、隋神門中央の部分が一段高く作られているます。

隋神門内には矢大神と左大臣がそれぞれに持ち場を固め、大切な神域を守護されています。

随神門より神域を守護されるのは、太い眉が特徴のちょっと貴族ちっくな顔立ちの狛犬さん一対。阿形さんは何か大きな声で叫び、吽形さんはぐっと歯をかみ締めてその様子を見ています。

拝殿の前には〆柱があり、左右に百度石と標柱が建立。拝殿の右手後方に僅かに見えているのは「伊與八幡神社」の社殿。

拝殿前の標柱の上より神域を守護されるのは、阿吽共に大きな玉を前足で抱えた狛犬さん一対。高いところから見下ろしているからなのか、なんだか得意げな顔。

「一番楠」の根元に鎮座される「楠木神社」。古来よりその楠に棲み付いていたとされる神使「小女郎狸」が祀られています。

祠の左手には「小女郎狸」を詠んだ川柳二首が刻まれた碑。

【南無三宝 小女郎憑きたる 桜鯛】狸通

【遠会釈(とおえしゃく) 人美しく 誰だろう】伍健

 

境内のクスノキ群は、国指定の天然記念物ですが、中でも拝殿脇の「一番楠(根回り約15m目通り約9m)」は樹齢1000年ほどと推定され、見事な葉陰を境内に作り上げています。

【百千鳥 江湖に名ある 樟(楠)の宮】酒井黙禅

【秋高し 神木として 一の樟(楠)】矢野樟坡

【かがやきて 神ながらなる 樟(楠)若葉】富安風生翁

句碑が続いたところで、西参道を守護される狛犬さん一対。低く構えた姿勢は特に珍しくもありませんが、このお顔が・・・・そう、誰かに似ている気がするのですが・・・はて?誰でしたっけ?😅

二基の鳥居の右手に鎮座されるのは、境内社「新居神社」。御祭神は「事代主命」

由緒「伊予十四郡の内の三十三社の一社である。往古より国司の崇敬が厄い。明治43年7月16日、海神社、春宮神社、恵美須神社の境内末社の天満宮、風神社を、恵美須神社に合併合祀して新居神社と改称したが、昭和32年8月19日一宮神社の境内神社となる。」愛媛県神社庁より

鳥居の内より神域を守護されるのは、浪速型に近いフサフサたてがみの狛犬さん一対。足に結び付けられたお手製の賽銭カゴがとてもいい味を醸しています。

「新居神社」社殿の左隣には、かなりの年代を経た歌碑らしきものが建立されていますが、これにヒットするような情報も見つけられず、文字も読み解けません。

「新居神社」の左に鎮座される「素戔神社」。こちらにも同じような位置に歌碑のようなものが建立されていますが、先と同様、詳細は不明。

境内の一画に建立されていた「子規・漱石・極堂」句碑。

【童ら能(の) 蝉(せみ)さし尓(に)来る 社可那(かな)】子規

【風に聞け 何れ可先に 散る木の葉】夏目漱石

【 樟 (くす)千年 神さびをはす 宮の秋】柳原極堂

「清道」と刻まれた文字碑、江口町の小笠原常善氏の奉納。

吹き抜けの建物は絵馬殿でしょうか?それとも新居浜太鼓祭りの際の神官席でしょうか?これも詳細は不明。

鉄製の網籠の中に収められた御神馬、腹掛けには「折敷に三文字」の御神紋が見られます。

最後は一の鳥居の内から神域を守護されていた一番年若いと思われる狛犬さん一対。まるで見せびらかすように大きな玉を抱え込んだ顔の、何とも得意そうなこと😆

   参拝日:2011年6月14日  


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