車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

三島神社~其の二 in 愛媛県四国中央市三島

2021年01月23日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・愛媛県

昨日に続いて三島神社の紹介、境内には驚くほど沢山の境内社が鎮座されており、「諸山仂神社(十六社)」もその一つ。

延徳2年(1490)建之の御社殿はかって主祭神の本殿だったもので、明治35年に現在の本殿が建立されるまで、御祭神はこちらに祀られていました。市内最古の建造物とされ、昭和37年(1962)4月1日、市有形文化財に指定されました。

旧本殿横には「小林一茶」が寛政7年(1795)に当神社に参詣した時に残した句が、現存する一茶直筆の「寛政紀行」より拡大されて刻まれています。

【冥加安(みょうがあ)れや 日本(にっぽん)の花 惣鎮守】

本殿横に祀られる「龍宝石」はもと予讃境の海中にあり、鯛寄石とも称し、鯛のすみかになっていたと云われています。江戸時代に中曽根村の庄屋・今村家が引き揚げて庭石とし、毎日、海水を中央の二つの凹みに献げていましたが、明治になり、怪異を恐れて三島神社の境内に移したと云われます。

拝殿の隣に鎮座されるのは「境内社:天神社」「菅原道真公」を奉ります。

ところでこれ・・何だと思いますか?。実は私たちも暫く分からなくて首をかしげていたのですが、唐突に閃きました!「これ、硯と墨だよ!」😲
もちろん、手前には筆もあります。流石に此処までそろった一式は、今回が初めて。あまりにも大きすぎ、何であるかを理解するのに時間が掛かりました😅

天満宮と言えば神牛さんですが、こちらでは「願かけなで牛」という事で、特に鼻の周りがピカピカ😊

社殿の隅に奉納されていた小さな一対の神牛さん・・。台座が違うので別々の奉納と思われますが、見事に対を成しています。

境内には、他に「合祀社宮(八幡神社、荒神社、幸神社、斎霊神社、外 を合祀)」「笑子神社」「住吉神社」「春日神社」「天照皇太神宮(豊受大神宮、出雲大社、宇佐八幡宮 を併祀)」「田畠神社(社日神社)」「水神社室神社」「目神社」「三鉾神社」と実に多くの神々が鎮座されています。

その一画を守護されているのは、非常に体格の良い小顔で扁平頭の狛犬さん一対。扁平ですがちゃんと角を持つ吽形さん、その顔の短さは、思わず手尺をしたくなる程😊

大きな玉に前足をかけて楽しそうに笑う阿形さん。ツンと澄ました顔の吽形さん。岩の角を利用したと思われる狛犬さんの顔立ちは、かなり個性的で狛犬好きには楽しい一対。

北参道より神域を守護されるのは、まるで威嚇するかのようにお尻を高く上げ低く身構えながら、その姿勢と裏腹に、陽気に笑う阿形さん。

閉じた歯の間から低く唸り声が聞こえてきそうな吽形さん。お世辞にも可愛いとは言えない強面ですが、この上なく頼りになりそうなのは確かですね😊

参拝日:2011年6月15日


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