三重県四日市市鵜の森に鎮座される「鵜森(うのもり)神社」。御祭神は『天照皇大御神・建速須佐之男命・菅原道真公』。御霊社に『浜田家四代』。
由緒「慶長以後(1596~)万治以前(1658)、鵜森大明神として創立。天保8年(1837)御霊社を創設。文明2年(1470)に築城されたとされる浜田城があったところで、浜田城主の先祖といわれる俵藤太藤原秀郷(鎮守府将軍)や初代城主田原忠秀らを祀っている。明治42年4月16日に鵜森神社と改称した。」
『俵藤太秀郷』と言えば、滋賀県・瀬田の唐橋で大ムカデを退治した、あの武将。こんな場所でお耳にするなんて(*^^*)
絵馬に描かれているのは、社宝として保存されている「十六間四方白星兜鉢」。伝承では、秀郷が三上山のムカデを退治した際、褒美として龍神から贈られたものだそうです。
一の鳥居脇より神域を守護されるのは、昭和二年十二月建立の岡崎型狛犬さん一対。この上唇の波波が何と言うか・・・非常にチャーミング。
拝殿屋根の鬼瓦
留め蓋瓦の獅子一対。これだけの神獣さんに護られれば、怖いモノなんて何にも無いかも(笑) 瓦の神紋は田原家の家紋「三頭左巴」
朱塗りの鳥居は、摂社「田原稲荷大明神」。御祭神は『保食守・猿田彦守・大宮能売命(おおみやのめのみこと)』
「享保9年(1724)の明細帳に乗る境内社。最初は境内南東の位置にあったが安永8年(1779)現在地に移された。田原家の鬼門除けの鎮守社として旧境内社中の最古社と云い伝えられる。」パンフレットより
拝殿前より神域を守護される神狐さん二対。いずれも随分ときつい顔立ちで控えておられます。
社殿の屋根にいる留蓋瓦の神狐さん一対。狐と言うよりもイタチ系・・(^^;) なんて言ったら絶対に叱られそう。それにしてもご亭主殿・・何をどう見たらこんなアングルになるのか(^^;)
屋根の上に二対も留め蓋の神狐さんがいるなんて、しかも前垂れ付きなんて初めて見ました。
参拝を済ませてくぐる千本鳥居体中、心も体も朱色に染まってしまいそうな空間。
「皇太神宮遥拝所」
「包丁塚」
「手水鉢」
「鵜森神社資料館」
「四日市市指定記念物(史跡):浜田城址」浜田城は、文明2年(1470)に『田原孫太郎景信』の三男『田原美佐守忠秀』が築いたものです。その後、『藤綱、元綱』らがこの地を領しましたが、天正3年(1575)、『織田信長』の家臣『滝川一益』に攻められ落城しました。
「浜田城址」碑
「鵜森神苑」碑
空を染め尽くす満開の紅枝垂れ桜
参拝日:2011年4月10日
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