安来市安来西御幸通に鎮座される「安来(やすぎ)神社」。御祭神は『須佐乃男命』。「安来の祇園さん」として親しまれており、産業繁盛の御利益があるとされています。ちなみに「祇園」というと、京都の「祇園」が思い浮かびますが、本来は「牛頭天王・須佐乃男」に対する神仏習合の「祇園信仰」からの言葉なんですね。
古文書に、「かって「安来神社」は「十神山」の鎮守として山頂にあり、安来市の守護神とされていた。 戦国時代、毛利と尼子の合戦場になり、戦火は「安来神社」にもおよび、社殿も合戦時に焼失。その後、数度の遷宮を経て、昭和初期に現在の場所へと御移りになり今に至る」
鳥居の先には楼門といった方がしっくりする随神門があり、狩衣姿の随身様が神域を守護されています。
随神門と拝殿の間にあって神域を守護されるのは、江戸時代の建立と思われる出雲構え狛犬さん一対。建立された年は不明ですが台座に『石工・茂右ヱ門』の刻。
阿吽ともに、とても良いお顔をされており、特に親狛の側に座る子狛の仕草は狛犬好きには悶絶物(笑)
『須佐乃男命、稲田姫命』の夫婦神、その御子神八柱。あわせて御十座の神々が静まるお社。拝殿には立派な大注連縄が掛けられており、地域の方々の崇敬の篤さを示します。
境内には多くの境内社が鎮座され、それぞれの神域を守護される狛犬さんもいます。 多分長くなるので、続きは明日(*^^*)
参拝日:2011年5月20日
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