昨日に引き続いての「天津神社」の奉納神獣たち、まずは干支では七番目の「午(うま)」から。神社に奉納される「神馬(しんめ)」は、神が騎乗する馬の事ですが、これは「瓢箪から駒」の構図。意外な所から思いもよらないものが飛び出すことの例えです。
干支では八番目の「未(ひつじ)」。『多胡羊太夫(たご ひつじだゆう)』をご祭神とする神社では、ご祭神の名から「羊」を神使いとするケースが見られます。
干支では九番目の「申(さる)」。『山の神:大山咋神=山王様』と、古来より山の守り神とされた「猿」。ということで「猿」は山王神社の神使いとして広く知れ渡っています。
干支では十番目の「酉(とり)」。古来より夜明けを告げ、光をもたらすものとして存在した「鶏」。伊勢神宮系の神社では「鶏」が神使いとされています。
干支では十一番目の「戌(いぬ)」。犬はお産が軽く、一度にたくさんの子犬を産むことから、昔から安産の象徴とされてきました。安産の願いを籠めて、「戌」の日に腹帯を巻く風習が今も残されています。
干支では十二番目の「亥(いのしし)」。仏教では、その背に「摩利支天(まりしてん)」を載せた姿で現されます。また和気清麻呂を窮地から救った事から、清麻呂公の神使い・狛猪として登場します。
干支に使われる神獣に焦点をしぼっての紹介でしたが、境内には本当に沢山の焼き物が奉納されています。それらを見て歩くのもまた一興。
お気に入りの焼き物が見つかったら、市内散策の道すがらに現れるギャラリーに立ち寄って、あなたの大切なお気に入りを探してみてください。
参拝日:2006年9月30日&2010年3月4日
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