車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

備前焼の神獣~其の二 in 岡山県備前天津神社

2021年11月07日 08時00分00秒 | 日本の伝統・芸能・技の美

昨日に引き続いての「天津神社」の奉納神獣たち、まずは干支では七番目の「午(うま)」から。神社に奉納される「神馬(しんめ)」は、神が騎乗する馬の事ですが、これは「瓢箪から駒」の構図。意外な所から思いもよらないものが飛び出すことの例えです。

干支では八番目の「未(ひつじ)」『多胡羊太夫(たご ひつじだゆう)』をご祭神とする神社では、ご祭神の名から「羊」を神使いとするケースが見られます。

干支では九番目の「申(さる)」『山の神:大山咋神=山王様』と、古来より山の守り神とされた「猿」。ということで「猿」は山王神社の神使いとして広く知れ渡っています。

干支では十番目の「酉(とり)」。古来より夜明けを告げ、光をもたらすものとして存在した「鶏」。伊勢神宮系の神社では「鶏」が神使いとされています。

干支では十一番目の「戌(いぬ)」。犬はお産が軽く、一度にたくさんの子犬を産むことから、昔から安産の象徴とされてきました。安産の願いを籠めて、「戌」の日に腹帯を巻く風習が今も残されています。

干支では十二番目の「亥(いのしし)」。仏教では、その背に「摩利支天(まりしてん)」を載せた姿で現されます。また和気清麻呂を窮地から救った事から、清麻呂公の神使い・狛猪として登場します。

干支に使われる神獣に焦点をしぼっての紹介でしたが、境内には本当に沢山の焼き物が奉納されています。それらを見て歩くのもまた一興。

お気に入りの焼き物が見つかったら、市内散策の道すがらに現れるギャラリーに立ち寄って、あなたの大切なお気に入りを探してみてください。

参拝日:2006年9月30日&2010年3月4日


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