「日本一の連獅子!飛騨荘川ふるさと祭り」のポスターを目にしたのは、2012年10月に車泊させて頂いた砺波市の道の駅「庄川」。決して近くではないけれど、自宅から行く事を思えば間違いなく近い😣! 翌日に小矢部方面の観光&マンホール撮影を済ませ、その夜の内に高速を飛ばして荘川まで。
早朝の荘川、良いお天気を予感させる青空の中に、赤い獅子頭のアドバルーン。会場に一番近い第二駐車場に車をいれ、会場となった「荘川の里イベント広場」へと向かいます。
会場入り口のアーチも、高鳴る心を鷲づかみ😄 何といっても「日本一の連獅子」!!こんなラッキーな偶然、もうそれだけで最高にツイてる!!
会場の一番前に陣取り、ご亭主殿に留守番を頼んだら、開始までの間に沢山の出店を見てまわって・・ああ、イカン!!一人だもので、ついついお財布の紐がゆるんでしまう😅
いつの間にか両手一杯の荷物を抱えた私を見て呆れ顔のご亭主殿。でもね協力金だってほんの僅か。ほぼ無料で見せて頂けるんですよ。こういう時は何かお返しをしたいんです! 本気で力説する私に「まぁまぁ」と席を空けて笑うご亭主殿。そうこうしているうちに、笛や太鼓の音とともに登場する獅子。最初の演舞は「悪魔祓い」。御幣と太刀によって魔が祓われ、場が清められます。
所作が決まるごとに拍手をし、所作ごとにデジカメを向け、また拍手をし、デジカメを向け・・・と、忙しい事この上ない、最高の時間が流れてゆきます。
「飛桜会」の子供たちによる「荘川桜太鼓」、どの子も最高の笑顔で一生懸命に撥を振り、会場はそのたびごとに割れんばかりの拍手!!子供たちに負けてはいられないとばかり、成人男女による太鼓は、また異なった重さを響かせながら豪快なリズムを刻みます。
「ひるがの獅子舞保存会」に寄る獅子舞では、花取りと呼ばれる子役が、獅子をからかいながら軽妙な所作を繰り返します。鼻先にひらひらと触れる紙垂に次第にいらつく獅子。花取りは更に右に左にと軽妙な足運びで、獅子の苛立ちを誘うのですが、その阿吽の呼吸が最高に面白く、ついつい手に汗を握ります。
第一回目の連獅子が始まる前の僅かな時間は、揃い踏みの獅子たちとの触れ合いも😊 こんな温かい時間を頂けた事に、ただただ感謝、素晴らしい記念写真を有難うございました!🙏🙏!
威儀を正した獅子たちは、晴れの場所に向かって粛々と歩を進めます。一見同じように見えるけれど、油単(ゆたん)の色合いから巻毛柄、どれを見ても同じものは無く、それだけでも充分に楽しませて頂けます。
さぁ!!、いよいよクライマックスの「日本一の連獅子:30頭の獅子の揃い踏み」です。舞台の左側、一段と高くなった土手の上に一列に並ぶ町内各所から集まった獅子たち。一つ一つが素晴らしいのは言うまでもないのですが、一列に並んだその壮大な様子は、実際に見たものでなければ味わえない感動。
各神社ごとに見せる所作の違いを見比べるられるのも、一同に揃う連獅子ならでは、その微妙な舞の違いこそが、地元に息づいてきた歴史であり、伝統なのだと思わされます。
「六厩 白山神社:つき獅子」、第二部からは演舞者の紹介があったので、そのまま書き写しています。
「黒谷 白山神社:とび獅子」
「高山 荘川神社 上組」、ここでは5頭の獅子が舞うのですが、中央に黄金の獅子頭が登場しました。
明日の獅子の担い手となる子供たちに寄る獅子舞には、思わず胸が熱くなるような感動を・・この子達が正面のステージに立つ日もそんなに遠くは無いでしょう。
二度目の「日本一の連獅子:30頭の獅子の揃い踏み」が終了。獅子たちは観客から酒や肴を振舞われるのですが、それがまた何とも素敵!!何と獅子の口に直接差し入れるのです😲
最後はお約束の厄払い、子供だけでなく大の大人の差し出した頭も噛んでいただけました。きっと良い事が沢山あるでしょう。そうでない事も、きっと良いことにつながってゆくでしょう。そう思えることが一番大切なご利益なのです。
参加日:2012年10月14日