斎藤燐の名作・劇団俳優座の「春、忍び難きを」、土とともに生きる女は強い
一昨日は久しぶりに「市民劇場」の観劇。このところ、「ま、いいか」と思ったり、座席なしで列に並ぶのが億劫だったりして、パスしていた。
私はずいぶんと長く市民劇場の会員であり、過日は永年会員として表彰をされたりもした。しかし、観劇できないこともしばしば。第一の現役時代は、ほとんど日程が重なり行けないことが多く、たまに空いていても帰って寝た方がいいなとパスしたりもした。
ある公演の時、幕が上がって直後に眠り込み、次に目が覚めたのは幕が下りていたということもあった。それは、忘れもしない、宇野重吉の「にんじん」の舞台だった
さて、昨日は斎藤燐の名作・劇団俳優座の「春、忍び難きを」。戦後の農地改革の時代が舞台、「土とともに生きる女の強さ」を受け止めた。ただ、3時間の観劇は、私のような年齢の者にはいささか長く感じだした。
私がまだ多感な青春時代には映画は二本立て上映であり、二番館では三本立てだった。それが嬉しかった。その後、映画が一本立ての上映となった時には、何だか損をした感じとなったことを記憶している。
いろんなことが、時代とともに変化している。でも、変わっていいものと、変えてはならないものがあることも確かだろう。
そんな市民劇場を見終えて、クールダウンのために、いつもの「読書ルーム」へ。しかし、駐車場は満車、客席はカウンター席が一つのみ。大変な混雑。のんびりゆっくりは無理な感じで、コーヒーを諦めた。
「ごめんなさいね」と言ってくれたいつものパートナーさんに「君の笑顔に会えたから、それだけで満足。また明日来るね」と言って店を出た。こんな日もある。
「おはなしのWA♪ 朗読会」、平和をテーマにしたステキな朗読を楽しんだ
昨日は 「東日本大震災復興支援おはなしのWA♪朗読会」で「平和への思い」をテーマに、ステキな朗読を聞かせていただいた。
「いのちのスープ」で知られる辰巳芳子さんの戦争に関わってのエッセイを、江草聡美さんが朗読された。心打たれた。
「おはなしのWA♪」のみなさんは、お忙しいなかで、「「東日本大震災復興支援」に朗読という形で一貫して取り組まれている。スゴイ、そしてステキ。
昨日は私がいつもその朗読が聞けるのを楽しみにしている阪上彰子さんが不在で寂しかったが、ステキな時間を過ごさせていただいた。感謝。
「岡山9条美術展」を観賞し、私にはどんな能力があるだろうと自問自答
決して自慢する訳ではないが、私の小学生時代はけっこう可愛かった。いやいやそれが書きたいのではなくて、小学生時代は図画工作、音楽、習字などは全てむ5段階評価で全て2だった。自慢しているわけではないのだが…。
それは今も続いていて、字はなんともヘタ。就職したら上司から「官吏ともあろう者が、人が読めんような字を書くな」と言われ、ある時はあるところへFAXを送ったら、「(正しく送信しているのに)裏で届いたから、もう一度送信して」と言われたりもした。
歌について言えば、母から「あんたは歌がヘタじゃから、人前で歌われなよ」
と言われ、スナックではお店の若い女性に「歌の一つも歌えんのかな」と叱られたことさえある。この歳になるまで、それ故カラオケも歌ったことがない。
そして、絵で言えば、写生の時間に、しっかり写したつもりなのに、先生から「こうやって抽象的に書くのも面白いね」と言われたりもした。
こんな形で生きてきたので、コンプレックスの塊の私。
そんなことを思い出したのも、昨日「岡山9条美術展」を観賞し、ご縁をいただいている方々の作品を観たから。みなさん、とてもステキな作品を製作・展示されている。凄いなと感心しつつ、魅せられた。
なんの能力もない私に生存の意義はあるのだろうかと、自問自答もした。
童謡絵本「とっくんこ」)が50号を迎えた、記念詩画展は10月17日~
岡山在住のなんばみちこさんが立ち上げられた童謡絵本「とっくんこ」(年3回刊)が50号を迎えられた。30号も40号も記念号はフルカラー。
50号記念号もとてもステキな冊子となっていて、同人のみなさんの書かれた童謡・詩そして添えられた画に、心癒やされた。まさに、私の貧しい感性に水やり。
この童謡絵本「とっくんこ」の表紙絵は,私もご縁をいただいている野村たかあきさん。ホント、毎号素晴らしい。
この野村たかあきさんの表紙絵の原画や詩が展示される、「童謡 とっくんこ50号記念詩画展」が、10月17日(火)~22日(日)に天神山文化プラザにて開催される。これ楽しみ。みなさんも、是非。
「古川さん・山崎さんの全仕事を観る PART2」は10月21日に開催!
私はこのブログを投稿する際、他の所で下書きをしている。ところが、今日書いたままで投稿していないいくつかを発見した。そんな中で、これだけは投稿しておかないといけない一文を発見したので、ずいぶんと時間が流れているが、お詫びしつつ投稿させていただく。それは以下のような書き出しだった。
もうずいぶんと以前だが、「怒濤のランチウイーク」を投稿したところ、「食べることしか興味はないの?」と呆れられた。しかし、食べること以外にも、展覧会などにも行っているので,少しだけ時間は流れているが投稿しておきたい。
さて、本文が以下に続く。もうずいぶんと以前のことになってしまったが、「古川克行・山崎照夫全仕事」開催に少しだけ関わらせていただき、上映作品全てを魅せていただいた。それは6月2日・3日の催し。ナント、もう2ヶ月も前のこと。
私もその開設&運営に少しだけ関わらせていただいた「岡山シティミュージアム」の(前名称はデジタルミュージアム)は、開設当時の館のコンセプトとして、「岡山の歴史と今を記録し、後世に語りつぐ」であった。
古川さんは映像ディレクターとして、放送会社勤務の経験を生かして館で映像作品を、山崎さんと名コンビでどんどんと製作していただいた。お二人の製作された映像は、まさにその「岡山の歴史と今を記録する」というコンセプトを具現化するもので、本当に素晴らしい作品を製作された。そんなお二人は、今のそしてこれからの岡山人に素晴らしい宝を残していただいたと深く感謝している。
そんな古川さんは、今年の3月末で館を退任された。後任の映像ディレクターはいない。記録続けることが途切れることを危惧する。
重ねることになるが、、古川さん、山崎さんに心からありがとうと言わせていただく。お二人の館での作品は100を超えており、今回の上映会では、上映し切れていない。
そこで、10月21日(土)に「古川克行さん・山崎照夫さんの全仕事を観る PART2」を開催させていただくことを予定している。上映作品については現在鋭意検討中であるが、是非とも楽しみにしておいていただきたい。そして、次回も是非とも日程を調整して観ていただきたいと心すらお願いする。