弁護士である八法亭みややっこさんの「憲法落語」、90分間眠らせなかった
昨日は八法亭みややっこさんの「憲法落語」を楽しんだ。八法亭みややっこさんは弁護士だが、より理解を深めてもらうため、高校時代の「落語研究会」で培ったスキルを生かして落語で憲法を語っている。昨日は、本名の飯田美弥子名でのA44ページのレジメ「歴史に学び、未来を指向する日本国憲法」が配布され、そのレジメに沿って話は進んだ。
1時30分の憲法落語、私は珍しく一睡もせずワクワクしながら聞いた。通常の落語なら一席30分程度だが、公演と同じ90分間しゃべりづめ。昨日が187回目ということで、会場の反応とも掛け合いながら楽しく聞かせる。
「美人で頭脳明晰」な八法亭みややっこさんの「憲法落語」、感銘いたしました。当然だが、ご著書へのサインもいただいた。もう一つの講演会をキャンセルして参加して良かったと思った憲法落語
公演が終わって、いつもの「読書ルーム・スタバ」でクールダウン。飯田美弥子さんのように、相手にわかりやすく考えを伝える技を身に付けなければと思ったりもした。
岩波のPR誌「図書」で柳澤桂子さんの文章を読み感銘、新潮社「波」を予約
第1の現役時代、つまり60歳定年前までは、岩波書店「図書」や新潮社「波」など各出版社のPR冊子を購読していた。安価で内容も充実、そして出版予定もわかるので、毎号送られてくるのを楽しみにしていた。
しかし年金生活に入り、そうしたものの購読は全てストップして、窮乏生活を送っている。
そんな中で、昨日書店に置かれていた「図書」8月号を、久しぶりに読んだ。字が小さいのはコマッタモノだが、やっぱり面白い。柳澤桂子さんの「戦争体験を語れる最後の世代を生きて」が巻頭に掲載されていて、興味深く読んだ。
その文章の最後は,こう書かれていた。「私は戦争の悲惨さをこの目で見ました。いま、生命科学を学んできたからこそ、長い時間を病と共に過ごしてきたからこそ、一人ひとりが奇跡的ないのちであることを実感しています」と書かれている。「一人ひとりが奇跡的ないのち」、素敵なフレーズだ。
そして、続けて次のような文章で締めくくっている。「だからこそ、若い人たちに伝えたいのです。いのちを大切に。戦争ほどばからしいことはありません」と。明明後日の15日は、終戦記念日。私たちの国はこれまで憲法と共に、平和を大切に守ってきた。
やっぱ雑誌社のPR誌は読み応えがあると教えられ、今朝ネットから「図書」より字の大きい新潮社の「波」の定期購読(3年間)を申し込んだ。貧しい身だし処分にも困難するのに、コマッタモノだ。
『天皇家の儀礼』を読んだことを書くために、あれこれと前書きを書いた
私は、労働組合運動に参加していたこともあり、どちらかと言えば思想的には左翼陣営に属する(と思う)。
余談だが、この「左翼」の語源をこの歳まで恥ずかしながら知らずに生きてきて、昨日の八法亭みややっこさんの「憲法落語」で教えていただき、初めて知った次第。早速ネットでも確認したりもした。
そんな私だが、左翼陣営の方の硬直した考え方に辟易するすることも少なくなく、一方で保守の方の柔軟な発想に共鳴することも多い。私自身、リベラルであり続けたいと考えている。つまりは、「ええかげん」なのだが…。
昨日「読書ルーム」(二回も行った)で、歴史REAL別冊『天皇家の儀礼』を読んだことを書くために、先のような前書きを必要とする。やっぱり私はサヨクなのだろう(か)。