「今年話題になった言葉に贈られる『現代用語の基礎知識選 2019ユーキャン新語・流行語大賞』が昨日・2日に発表され、ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会での日本代表チームのスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が年間大賞に輝いた」。
「計画運休」、「軽減税率」、「スマイリングシンデレラ/しぶこ」、「タピる」、「令和」などがトップ10に入りしている。
ただ、私的には「選考委員特別賞」に選ばれたイチロー氏が引退記者会見で口にした「後悔などあろうはずがありません」が好き。
我が人生でも、「後悔などあろうはずがありません」と言ってみたい。やはり、無理か。
非正規職員にボーナスのカラクリ、ボーナスを支払う代わりに月額を減らす
昨日の山陽新聞朝刊のトップ記事は、多分配信記事だろうが、「非正規職員にボーナス 47都道府県来年度から」という記事が掲載されていた。
そして同じ昨日の朝日新聞には、「働く」と言うページに、「ボーナス出ても月給が減るなんて」という記事が掲載されている。
この朝日新聞の記事を読むと、「非常勤職員にボーナス」のカラクリが理解できる。実際には「『ボーナスを支払う代わりに月額を減らす』自治体が目立つ」と書かれている。
そう、年収は変わらず「お金を遅くもらうだけ」。それどころか、年収が下がる可能性もある自治体すらあるという。ナント、酷い!
この措置、国が推進し来年度スタートする「会計年度任用職員」制度によるもの。この制度の影響を、岡山市の嘱託職員達ももろに受けている。岡山市で働く学校司書や公民館職員の方々は嘱託職員として働くことを余儀されてきたが、長い待遇改善の努力中で、一年更新の嘱託職員でありながら、一時金や退職金や定期昇給も保障されていた。つまりは嘱託身分ではあるが、定年まで働ける仕組みが作られていた。
ところが、国の制度により、岡山市でもそうした職員達も「会計年度任用職員」となり、毎年度末には来年も働けるかどうかどうか不安を抱えながら働かざるを得ない状況になっている。
本来専門性が求められる職員に、単年度雇用に等しい「会計年度任用職員」制度を持ち込み、「月額報酬を引き下げてボーナスを支給する」という。こんな酷い制度を誰が考え、誰が実行するのだろう。怒りが収まらない。こうしたことは絶対に許されるべきではないと私は考える。