地底人の独り言

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「朝が来る」

2020年10月24日 | 映画・テレビ

 深い悲しみと絶望の淵にいて、当然なのだがまだ立ち上がることができないでいる。そんな悲しみを振り払おうと、昨日から公開された河瀬直美監督作品「朝が来る」を観に行った。

 直木賞作家・辻村深月の小説を映画化。特別養子縁組で男児を迎えた夫婦と、子供を手放す幼い母親(出産当時は中学生)の葛藤と人生を描いている。重い映画。気分転換になるどころか、さらに心は沈んだ。

 この映画について、土屋太鳳はブログで、「歯を磨く、耳の手入れをする、お弁当を作る、手を繋いで歩く、そういった日常が大変だけど幸せ」と書いている。どのシーンも、確かに映画に描かれていた。しかし、私はその大切さを気づくまでは至らなかった。情けない。

 ともあれ、今月・10月は「里親月間」。全ての子どもたちが、全てのご家族が、そしてお一人お一人が笑顔で輝き幸せでいられる、そんな社会を心から願う。

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