私の終活、それは断捨離・片付けなどもあるが、もう一つある。それは、行きたいところに行き食べたいものを食べる。我が懐具合もあり、食べたいものは決して高級品では全くなく、例えば限定品のあんパンなどだ。
行きたいところは、以前行った思い出の地とか、今まで行きたいと思いながら行けなかった地だ。今思うのは鞍馬寺、瀬戸内寂聴文学館、富良野、土門拳記念写真館、天草などがあげられる。
そんな終活の一つとして、大阪松竹座へOSK日本歌劇団の創立100周年記念「春のおどり」を今月18日に観に行った。宝塚歌劇はこれまでずいぶんと楽しませてもらったが、100年の歴史を持つOSK歌劇はこれまで見たか定かではない。そんなこともあり、100周年の公演とあり一度はという思いで観に行った。
この「春のおどり」は2月5日に初日の予定だったが、コロナで休演を余儀なくされ、一昨日・18日にやっと開幕した。しかし、千穐楽は20日。たった3日間の公演。関係者のみなさんやファンのみなさんの悔しい思いはいかばかりか。心が痛む。
わずか三日間の公演に全てを表現するといった熱気が感じられる舞台、素晴らしかった。