暖かい春の日差しの中、昨日は宮内歌舞伎の跡を見つめるフィールドワーク
「63年ぶりと言われる春の寒波」と表現される寒さに見舞われたりもしていたが、昨日はとても暖かくまさにはるらんまんのお天気だった。そんな昨日、私も役員をしている「おかやま・歌舞伎・観る会」が主催する、2006年に続いて二回目の「吉備津・宮内歌舞伎フィールドワーク」に参加した。
集合場所は旧宮内地域につながる吉備津神社であり、昨日は吉備津神社の弓道場では高校生の弓道大会が開催され、たくさんの高校生に出会った。その弓道場のあたりが、宮内歌舞伎が上演された舞台があったあたりだ。
さて、昨日のフィールドワークでは、『おかやまの歌舞伎 ~備中宮内芝居を中心に』(仮題)の執筆者である「歌舞伎・観る会」の赤木代表委員のご案内で、二つの大きなポイントを訪れた。一つは吉備津神社の境内にある歌舞伎俳優の名が刻まれた玉垣(神社の周囲に巡らした木造又は石造りの垣)だ。境内には中村歌右衛門などの宮内歌舞伎に出演した俳優が寄進した玉垣が、じつにたくさんある。昨日もまた、たくさんの歌舞伎俳優の玉垣が見つかった。
宮内歌舞伎に出演する俳優達が大阪から船で来る際の経路は、これまでは誰も書いてはいなかったが、赤木代表委員の今回の調査で庭瀬に上陸したであろうことが判明している。その庭瀬の川まで行ってみた。これが二つ目のポイントだ。
ところで今年の春の寒波で、吉備津神社の牡丹園ではもちろん美しく咲き満開の牡丹もたくさんあったが、その一方では牡丹の種類によっては、まだ開花していない牡丹も少なくなかった。それでも、牡丹園内に香しい牡丹の香りが漂っていた。お天気良し、牡丹の花良しで、その上たくさんの学びがあった素敵なフィールドワークであった。
宮内歌舞伎の舞台は、弓道場辺りなのです。できれば、そこで宮内歌舞伎の再興として、上演できれば嬉しいのですが・・・。夢なのですが。
ご用件、またお聞かせ下さいね。
吉備津神社の弓道場!なつかしい!!
高校のころ、私も弓道やってまして、試合はかならず吉備津神社でした。
あのあたりに舞台があったなんて、初めて知りました。
地底人さんにお会いしたらいろいろお尋ねしようと思っていたことがあったのですが、すっかり忘れてしまっていて、またの機会にします。