少し前にもこちらのブログに書きましたが、この頃楽しみにしているTV番組のひとつが、BS朝日で水曜日の夜に放送されている「昭和のクルマといつまでも」という番組です。
取り上げる条件はただ「同じ車を30年以上保持している」こと。つまり昭和の年号時に購入して現在も乗り続けているというもので、そうなるとオーナーも当然高齢ドライバーがほとんど。
今回のは数週前に録画しておいたものです。88歳の和菓子職人で、お店で今川焼を焼いている様子が撮影されていましたが、この人が本当に現役で運転できるの?って感じでした。
お店から少し離れたところに置かれていたのは、今も現役でお菓子の配達などに使っているプリンススカイライン・バンでした。一度もワックスがけどころか掃除をしたことないそうで、車体はざらざらで一見は廃車・放置されてると思われても仕方ないほど年季の入った一台。
でもキーをひねると瞬時にエンジンが始動。そしてこの笑顔です。お店での感じた時とは全く違い、いきいきとして、アクセルを「ふかした」時の音がたまらなくいいとこの写真のような表情を見たとき、なぜか涙が出てきてしまいました。この番組には何度か泣かされています。
息子さんを隣に乗せての運転シーンも放送されていましたが、びっくりするほどハンドル操作・コラムシフトの操作がなめらかでした。これまでの番組での運転シーンでは、シャキシャキ感を運転者が意識しすぎるのか、ギアチェンジ操作はちょっと荒っぽくみえ、ハンドルを切るときも「うちがけ」のひとが多いように思いましたが、今回のおじいちゃんはとてもスムーズで、車の掃除はしないけど大切に「いたわっている」感じが伝わりました。もうすぐ運転免許証は返納され、息子さんが引き継ぐそうでしたが、まだ運転したい感が見えました。
車じゃないけどうちのデスモは1989年に購入したから、30年以上になるけど平成元年9月だから8か月ほど足りません。
ところで最近はテレビ画面のキャプチャーはできなくなったのですね。肖像権とかの関係でしょうか?切り取ったはずが真っ黒になってしまいます。画面をデジカメで撮影するしかないのでしょうか?