21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

小泉劇場第2幕の行方

2013-11-27 23:14:23 | 政治にモノ申す
 果たして小泉劇場第2章の幕は開いた。
 
 それにしても小泉純一郎という人は、稀代の政治家である。議員を引退しても世論への訴求力はいまだ衰え知らず、いやはや恐れ入る。しかも彼が世論に訴えるテーマが奇天烈だ。郵政民営化の次は脱原発である。まあ、郵政よりは選挙の選択肢としてはわかりやすく、盛り上げやすいテーマではある。

 今にして思えば、郵政民営化が国政を二分するような選挙テーマになったことは、まったくもって奇跡だった。どう考えても、郵政民営化など当事者はともかく、国民にとってはちゃちな問題である。国民は小泉純一郎という不思議な政治家がまき散らす熱に巻き込まれtとしかいいようがない。

 それと比べれば、脱原発は国民の未来を直接左右するだけに、郵政民営化よりはるかにわかりやすい。ただ、今度は大マスコミがいまひとつ乗りが悪い。週刊誌は大特集を組むなどいけいけどんどんだが、大マスコミは引退した政治家の戯言という扱いである。アベノミクスでスタートダッシュに成功した安倍政権を根底から覆しかねない問題なだけに、二の足を踏むのもわからぬではないが、福島の教訓が形骸化しつつあるだけに、もっと真剣に小泉発言を取り上げてしかるべきだろうと思う。

 果たして、小泉劇場第2章「脱原発」は「郵政選挙」を超えるヒット作となるのか。最近めっきり大人しいが、良識派の河野太郎や東北代表の小野寺五典あたりが動けば、ぐっと盛り上がるのだが。
コメント
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